外食と自炊はどちらがコスパに優れているか?に決着をつける

こんにちは!肥後庵の黒坂です。
「外食 自炊」というキーワードで検索すると「コスパ」という検索候補キーワードが出てきました。私はこれってなにげにスゴイことだと思っています。

もしかしてあなたは「え?これの何がすごいの??」と思われましたか?何がってこの検索候補が出てくるということは「外食と、自炊はどちらが安く済むか?コスパがいいか?」を調べようとしている検索ユーザーがかなりの数いることを表しているわけですよね?…これはですね、日本以外の先進国では出てこないガラパゴス思考なんですよ。

今回は「外食と自炊はどちらがコスパに優れているか?」という疑問に対する答えを出したいと思います!

 

コスパの定義は「経済性・味・栄養・継続・満腹感」で考える

  

さて、この議論を始めるにあたり、まずは「食事におけるコスパ」という言葉の定義を考えましょう。コスパがいい食事ってなんでしょうか?

「いかに安い金額でお腹が膨れるか?」…うーん、これは違いますよね。このように定義するとお米だけを食べ続ければ最もコスパがいいということになります。でもお米ばかりを食べていては、健康と満足感がないので誰も継続できないので意味がないですよね!

私が考えるコスパのいい食事、それは次のようなものです。

健康を維持できる。
味がおいしい。
お腹が膨れる。
経済的に優れている。
食後の満足感の高い。

これらのポイントを満たす食事を「コスパがいい食事」と考えてみましょう。ここまではOKですよね?

 

外食オンリーではコスパのいい食事は無理です(キッパリ)

上記のポイントを満たすコスパのいい食事について考えてみると、結論的には外食オンリーの食事では「理論上可能ですが、現実的にコスパがいい食事は難しい」と私は考えます。

「都会に住んでいるならお店はたくさんあるし楽勝じゃない?」
「いやいやこれ読んでいる自分は外食のみだけど?」

といった声が聞こえてきそうですね。

まず外食では「安く、味がおいしく、満腹感が得られる食事」は結構簡単なんですよ。でも「栄養」を満たすことを考えるとダウト!例えば外食でワンコインランチのお店で野菜炒めを注文すると、食材は大抵海外産で、使用されている野菜の量もそれほど多くはありません。さらに外食は味付けが濃いものが多く、使用されている油も健康的なごま油などではお店側に採算が取れなくなってしまうので、安価なものが使用されている事が多いでしょう。このように外食で野菜炒めを食べる例で考えると、新鮮な国産野菜をモリモリたくさん、薄い味付けで安い金額で食べられるお店を見つけるのは簡単ではないと思うわけです。

外食だけで健康的な食事をするとなると、ほとんどの激安外食チェーンのファーストフードや中華料理はNG!健康押しの外食店もなくはないですが、自炊に比べるとどうしても割高になります。ということで、自炊以上にコスパの優れた外食をすることは難しいと私は思いますね!

 

日本は外食が異常なまでに安い国

「日本という国は異常なまでに外食が安い国」なんですよね。

私はアメリカに住んでいた時期があったのですが、基本的にほぼ自炊でした。なぜかという外食でおいしいレストランは日本ほど安くはなく、「おいしいなあここは」と思えるお店は最低でも2,500円くらいするからです。ファーストフードは安いですが、毎日食べていたらあっという間に健康を害してしまいますし、おいしいと思わないので選択肢に入りません。アメリカで生活をしていた時は「自炊とどちらがコスパに優れているか?」なんて比較する余地もありませんでした。アメリカでは健康的な食事をしたければ自炊しかないと思います。

ヨーロッパも概して外食が高い国が多く、フランスのパリなどはアメリカ以上の金額ですね。ランチでも3,000円くらい出さないと、満足のできるお店は見つけられません。こういう事情も合って、パリに住んでいる知り合いによると、値段が高いということでパリジャンはめったに外食をしないといっていましたね。誕生日とか、何かの記念日とか1年に数回レストランへ行くくらいといっていましたね!華やかなイメージのあるパリの生活ですが、実態は日本ほど気軽に外食が出来ないために意外と質素だということです。

じゃあ日本はどうでしょうか?先程いった通り、毎日食べて健康面をしっかりカバーする外食となると話は別ですが、おいしくて満足度の高い外食で考えるとすごく安いお店が多いように思えます。東京だと、ランチは1,000円出せるならしっかり美味しい中華料理の店もあります。本格イタリアンのいランチビュッフェで、2,000円以下のお店なんて山ほどあります。これほどまでに外食が安い先進国は日本を除いて他にはないと思うんですよね。牛丼チェーン店で、これだけおいしい牛丼がわずか300円台で食べられることはすごいことだと思います。アメリカに住んでいた時には300-400円だと、ファーストフードのハンバーガーやコンビニのパンくらいしか買えません。

 

自炊と外食のいいとこ取りをする

私は外食はコスパがいいとは思いませんが、外食は自炊にはないメリットもあると考えています。ですので自炊か?外食か?という考えではなく、「自炊と外食のいいとこ取りをしましょう」という提案をしたいですね!

例えばラーメンを考えてみてください。あれを自宅で作ろうと思ったら大変じゃないですか?グツグツと長時間煮込んでだしをとって、麺をこねて…なんてする手間を考えたらラーメン屋へいって数百円払えばおいしいものが出てくるのですから、こんなにありがたいことはないと思うわけです。食べたい時にふらりと立ち寄れば準備や調理をしなくてもサッとおいしい食事が出てくる、これこそが外食のメリットです。

野菜をたくさん食べて健康を維持したいと思えば、自炊をすればいいわけです。買ってきた野菜を水で洗って包丁で切れば生野菜が出来ますし、鍋でグツグツやれば健康鍋の完成です。薄味にすれば健康的ですし、油で炒めるにしてもオリーブオイルやごま油を使えば健康的な野菜炒めの完成です。

外食は手間や時間から解放してくれ、自炊は健康で安全な食材を安価で得られる手段です。「どちらがコスパがいいか?」というのではなく、両者のいいとこ取りをするという発想で、豊かな食生活をエンジョイするようにしましょう!!


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