見落とされがちな「お金を使う才能」を考える

こんにちは!肥後庵の黒坂です。
「お金を賢く使うことは、稼ぐ以上に難しいのではないか」と思うことがあります。もちろん何千万、何億と稼ぐとなるとそれは簡単なことではありません。しかし、ここ日本で一人が飢えずに食べていくくらいならまったく難しいとは思えません。しかし、お金を賢く、納得感のある使い方をすることは簡単ではないと思ってしまいます。

 

最低限生きていくだけのお金を稼ぐことは難しくない

お金を稼ぐには色んな手段があります。アルバイトや会社員のように会社で労務を提供し、その見返りに給料を頂くという方法や、経営者側としてビジネスを興して稼ぐ、はたまた投資から得る収益で稼ぐなどの方法があります。平均以上にお金を稼ぐとなると、人より長く働く、役に立つスキルを持つなどプラスアルファの価値提供が必要となります。しかし人並み外れて稼ぐのではなく、大きな贅沢をしなくてもいいということであるなら生きていくのは難しいとは思えません。

世の中には色んな仕事があり、人と関わらず、難しい技術を必要としない仕事もあります。それをやってやりがいを感じるかどうか?これはまた別の話ですが…。

 

「高学歴、高収入=お金を賢く使える人」ではない

お金を使うことは教育でカバーできます。

私は高卒後に5年間ニートとフリーターをしていた時期があります。コールセンターの派遣スタッフで働き、時給1100円を受け取って月20万円あるかどうかくらいのお金を得ていました。その頃は実家暮らしでしたから家に数万円お金を入れていましたが、それでも自由に使えるお金は15、6万円くらいはありました。このお金はどうしていたかというと、毎月ぜーんぶ使っていました。当時、使ったお金が物や血肉になっていたか?というとそうではありません。何にお金を使ったのかまったく覚えていないくらいに、キレイに消えてなくなってしまいました。最後の5年目は大学受験を決意して、学費にあてたので意味のあるお金になりましたが、その前のお金はまさに「ムダな浪費」としかいいようがありませんでした。本当にバカだったなと思います。しかし、現在は事業や投資で収入を得るようになり、マネーの自己教育にはかなり投資しましたので、昔に比べるとずいぶんとお金については賢くなったと思います。今の私はムダな浪費は一切せず、忙しい時期はお金を使う暇がないというのもありますが、最低限の食事や必要な資産運用の投資を除く出費が月1000円以下だったこともあります(笑)。

このようにお金は教育でずいぶんと改善する要素があります。そうでない場合はいくら勉強や仕事ができる、高学歴、高収入の人たちでもお金の使い方についてはサッパリという人はいくらでもいます。私の親戚にもまさにこれに当てはまる方がいます。旧帝大の博士号を取得し、工学の分野で大きな発明や研究が評価されたことで、一時期は年収1800万円を超えていましたが、今は借金があります。なぜかというとその方とその家族がとてつもない浪費家で、稼ぐ以上にお金を使ってしまい、借金までしてお金を使ってしまうからです。「高学歴・高収入=お金の使い方が上手」とは限らないのです。

 

生まれつきの才能も関係している金銭感覚

私は元々お金の才能がなく、教育でカバーしたタイプなのですが、その一方で生まれつき金銭感覚に優れたセンスのある人間もいます。

身近な例であげるとそれは私の妻です。私の奥さんは社長の娘として生まれ、社長がお金に強いという血を引いたのもあるのか、とにかくお金の使い方が上手だなと思わされます。必要なものには惜しみない投資をする一方で、必要のないものには1円も使いません。長く使うPCなどのエレクトロニクスや家電製品ついては、どんなに高くてもハイエンドモデルを買ってそれを大事に大事に使います。奥さんが使っている携帯はパッと見て新品のようにピカピカでキレイですが、実際には7年以上使っている古いガラケーです。いわく「この形態に求める機能は通話のみなので、それ以上の余分なものはいらない。壊れるまで使う」とのことです。また、事業や投資も慎重かつ大胆そのもので、一度に何百万も大胆に投資をしますが必ずその先にあるリターンを冷静に分析して着実に回収します。奥さんは特にマネー教育を受けたことはありません。おそらく、生まれ持ったお金に対してのセンスが平均より高いのでしょう。

お金を平均より稼ぐのはその気になれば誰でも出来ます。そう、シンプルに「長時間労働」をするだけでいいのですから。残業代が出ない会社ならば、週末にコンビニバイトをすればいいだけです。そうすれば平均点以上に取ることは出来ます。しかし、人並み以上にお金を賢く使うには教育を受けるか、センスを持っていなければなかなか出来ないことです。それには学歴やキャリアは関係ないことは上述の通りです。

 

「お金を賢く使える」という意味

それではお金を賢く使える、というのはどういう意味でしょうか?私が考えるその意味とは「リターン>投資額」が徹底されていることだと考えます。

なんとなく口さみしいからジュースを飲む場合と、これから講演に立つのに喉がカラカラでジュースを飲む場合はどうでしょうか?両方共同じ120円を使うわけですが、明らかに後者の方が前者よりもジュースを飲んだ後の満足感が高く、また有益です。クリスマスの日にプレミアム価格が載せられたフレンチレストランの行列に加わるのと、中華レストランへ行く場合も同じです。クリスマスだから大いに祝おう!と思ってフレンチレストランへ行くとたいてい高くつく上に混雑していてエネルギーと時間とお金を失います。反面、クリスマスに中華を食べる人はあまりいませんから、フレンチより空いていて値段も平常時と据え置きかもしれません。お盆やお正月に帰省するより、シーズンオフにした方が値段も安く、混雑も避けられます。

これらは一例ですが、ビジネスでも投資でも日常生活でも、あらゆるお金を使うシーンについて同じことがいえます。「その100円は100円以上に価値があると思えるものに使えているのか?」ということを自問し、慎重に、でも大胆にお金を使えることが「お金を賢く使う」という意味なのだと思っています。

意外に見落とされがちなお金の使い方、について今一度考えてみてはいかがでしょうか?

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