誕生日は一年で一番死について考える日である

こんにちは!黒坂岳央(くろさか たけを)です。
※Twitterアカウントはこちら→@takeokurosaka

先日の10月23日、誕生日を迎えました。一年間、大病をせずに元気に過ごすことが出来る事実に、「本当にありがたい」と感謝しています。子供がハッピーバースデーの歌を歌ってくれ、奥さんが「おめでとう」と笑顔で言ってくれる、これ以上、誕生日の日に欲しいと思えるものは他には何もありません。

私は30代です。誕生日を迎える時に思うことが20代とかなり異なることに最近気づきました。今回は記事というか、自分自身の備忘の意味合いで記録に残しておきたいと思います。

 

20代よりリアルに感じる「死」

30代になり、これまで時を過ごしていく中で幸いに肉体的な変化は何もありません。外観の老化はあっても、記憶力が衰えたり、体力が落ちたりという自覚が一切ないことは健康なことであり、最高にありがたいと思っています。

しかし、20代と異なり、30代になって大きな変化があったのは確実に来る「死」の実感が生まれたことです。「いつか死ぬ」、という事実はすべての生きとし生けるものに与えられた宿命です。死ぬことへの恐怖は利己的遺伝子が生み出す幻影であることは頭で理解しているのですが、ショッピングモールの吹き抜けを最上階から身を乗り出して下を覗き込んだ時、「怖い…」と思わず足がすくんでしまった事から、心がついてきていないことがよく分かります。

私は学生時代、倫理学の講義で言われた言葉が強烈に頭に残っています。それは「世の中には1つの事を除いて確実なものは存在しない。でも1つだけ絶対確実なものがある。それは”死ぬ”ということだ」というセリフです。それを聞いた瞬間、あまりの衝撃で世界から時が止まったように感じました。その話を聞いた時は24歳、まだまだ若い年齢です。しかし、その絶対確実で当たり前の普遍的な真理を改めて突きつけれた時の衝撃はかなり大きかった事を覚えています。

しばらく忘れていた「死」を30代以降の誕生日を迎えるたびに、思い出すことが増えてきました。

 

人生は何気ない日常に流れている時間を集めたもの

私は人生の本質とは、この過ぎていく毎日の何気ない時間そのものがすべてで99.99999%を占めていると考えています。だから「退屈だな」とか「今日はものすごい出来事はなかったな」と思うような日も、人生の大切な一日と考えて大事に、大事にしたいと思っています。

「俺の人生はまだまだこんなもんじゃない!人生の本番はまだ来ていない!」

なんて思っていませんか?それは違います。くすぶっている日々、納得の行かない時間すらも、人生そのものなのです。だから今、自分が満足のいかない人生を送っていると思うなら、全力で変える努力をするのが良いと思います。時間も社会もあなたを待ってはくれません。動き続ける時間と社会にあなたが追いかけ、追いつき、そして追い越していくべきだと思うのです。

人間はいつ死ぬか分かりません。自殺以外は人は死に方や死ぬタイミングを選べないのです。70歳ちょうどで不慮の事故で死んだら、それは死ぬ日までの69年と364日間がその人の人生です。その69回の一年間は365日で構成されています。細かく分解していくと、一日24時間、1分を60回で1時間、1秒を60回で1分という「時間のかけら」で作られている事が分かります。

そうなると死は結果であって、そこに至るプロセスは日々の何気ない日常が全てなのです。となるともう、一日一日が愛おしくなりますし全力で時間を大事に生きようと思うわけです。

 

誕生日は死の実感をするリマインダー

これを言うとネガティブな思想に思われるかもしれませんが、実はそうではありません。

誕生日は「自分はいつか死ぬ」ということを再認識するリマインダーだと思っています。新しい年齢という、社会的な記号を刻んでまた明日から生きていくことになります。それを大体70-80回繰り返した後に亡くなるのです。

誕生日を迎えることについては人それぞれ考え方は様々あります。もちろん、これが正しいなど押し付けることは出来ません。あくまで私の考えですが、一年に一度、自分の人生の死という終末を冷静に見つめて、日々の時間を大事に生きようという決意を新たにする機会にするのは有意義だと思いませんか?私はそのように感じています。日々を無為に生きようが、大事に生きようが時間も社会も前へ前へと進んでいきます。音もなく、サラサラと時間の砂時計は落ちていく砂を積み上げていきます。後から振り返って後悔のないように、毎日の何気ない日常を大事にしたいと思っています。

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