お歳暮を贈る時期は基本的に12月上旬～12月25日頃ですが、地域によって多少異なる場合があります。年末が近づくほどお正月準備で忙しくなるため、12月25日までに届けるのがよいとされていますが、お品がお正月用に使用する生鮮食品の場合は、12月31日までに届けば問題ありません。この時期を逃してしまった場合は、熨斗の表書きを「御年賀」、「寒中御見舞」と変えて贈るようにします。

両親・義理の両親へお歳暮の贈り物の金額相場は3,000円～5,000円です。尚、お中元とお歳暮を両方贈る場合、お歳暮の方がやや高額になる傾向があります。

・高額すぎる贈り物…本来お返しが不要なお歳暮ですがあまりに高価なお品は「お返ししないといけない」と相手の精神的に負担になります。
・日用品…日用品は誰に贈っても問題ないように思われがちですが、体質や相性などでこだわりがあって使っている方が多いです。日用品はその他の活用法もないので避けたほうが無難です。
・嗜好が分かれる物…食品の贈り物でも好き嫌いがはっきり分かれるものは避けたほうが無難です。特に義理の両親への贈り物は相手の嗜好を確認した方がよいでしょう。

郵送で贈り先様への直送ではなく、自宅へ持参した場合は、紙袋から取り出して手渡します。その際、空いた紙袋はたたんで持ち帰るとスマートです。ただし、外出先などで渡す場合は相手が持ち帰りやすいように紙袋のままが良い場合も。一言「紙袋のままですが…」と断りを入れましょう。

お歳暮は喪中の相手に贈っても非礼にはあたりません。お歳暮はお祝いごとではなく、感謝を伝える手段に当たるからです。