進学、就職、結婚、出産などライフスタイルの変化の中、引越しをする機会が訪れます。その際は自分のことで手一杯ですが、変化があるのは引越し先のご近所にとっても同じです。引越し先でご近所への挨拶は、その後のコミュニケーションを円滑にするためには必要不可欠です。特に子連れでの引越しであれば子供の声や生活音などの騒音問題も出てくるため、居住者間でトラブルが起こらないようにしたいものです。 また、引っ越しの挨拶ギフトには日用品を贈るところが多いですが、食器や雑貨、お酒や洗剤などはそれぞれのご家庭で、すでにこだわりの商品を使っている事があります。その点、お菓子など後に残らないものは「おいしい、うれしい体験」として年代、子供の有無、単身者や大家さんなど相手を選ばずに喜んで頂けます。

引越しの挨拶はどこまですればいいのか？というのは昔 から「向こう三軒両隣」と言われています。両隣 2 軒と 向かいの 3 軒と、集合住宅なら大家さん、一戸建てなら 町内会への挨拶等で大体 5～7 軒ほどです。マンションなど の集合住宅は両隣のフロアに加えて、上下階の方へも挨拶を 済ませておいた方が無難です。

挨拶は出来れば家族全員揃って18時くらいまでの時間帯が理想的です。小さな子供がいる場合は「お騒がせすることがあるかもしれませんが … 」と申し出ておくと引越し後の付き合いもスムーズになるでしょう。

一軒家の引っ越しは荷物の搬入、トラックの出入りや騒音などで隣近所には迷惑をかけてしまうもの。できれば引っ越しの業者が到着する前が好印象です。「◯日に引っ越しをする事になりました◯◯と申します。引越し当日はご迷惑をおかけいたします」と相手への気遣いを伝えることが出来れば良いでしょう。

金額は地域などよって異なりますが、一般的な目安で千円～5千円程度です。

・切れるもの … ハサミやナイフなどです。「（縁が）切れること」を連想させてしまうためです。
・火にまつわるもの … ライター、灰皿、ストーブなど家が燃えてしまうイメージにつながるので避けた方が無難です。