こんにちは!肥後庵の黒坂です。
ハーバード大学、といえば世界学術ランキングで毎年1位、2位を争う名門校です。その他の海外の名門校の名前を知らなくてもハーバード大学が超エリート校ということは誰もが知っている事実ですよね!
そんなハーバード大学の研究者が果物についてとても素晴らしいニュースを発表しました。それは10代の思春期にたくさん果物を食べている女性は乳がんリスクが低い傾向がある、というものです!
参考:Jcast:乳がん予防には10代から「果物女子」に 1日3皿のバナナ、リンゴで30年後は安心
女性にとって乳がんはとても怖い病気です。乳房を失う恐れがあるだけでなく、骨転移の可能性もあるといわれています。海老蔵さんの奥様である小林麻央さんも乳がんという話です。国立がん研究センターの発表によると、乳がんは日本女性がかかるガンの中でもトップに君臨し、またその数も近年になって増え続けていると言われています。
そんな怖い乳がんのリスクを下げてくれるという果物の奇跡のパワーをご紹介したいと思います!
若い頃食べた果物は中年期のリスクを下げてくれる!
発表された研究によると「10代女性が果物を沢山食べていると、中年期に乳がんにかかるリスクが25%低下する」とあります。調査対象はアメリカ人の女性9万人超という大規模かつ信頼性の高いものです。
人の細胞は数年で全部入れ替わる、という話もあるらしいですが10代の頃に食べた果物がなぜ中年期に良い影響を与えるのか?というのはとっても不思議な話ではありませんか?人体は本当にブラックボックス、まだまだ分からないことがたくさんですね…。フルーツの知られざるパワーの大きさに驚きを隠せません。
有効なのは生食で、フルーツジュースは効果なし
また、フルーツといっても今回の調査で効果があるとされたのはそのまま頂く生食で、フルーツジュースになっているものは「効果なし」という結果でした。スーパーなどで売られているフルーツジュースは加熱処理、食物繊維が取り除かれているので、生食とはまったく別物です!果物を食べて乳がんリスクを下げたい、と考えている人はフルーツジュースではなく、そのまま頂く生食をするようにしてくださいね!
フルーツジュースは嗜好品としては甘くておいしいのですが、健康サプリメントのように頂くのは実はおすすめできません!それが100%ジュースだったとしても同じ話です。詳しくは市販のフルーツジュースは健康品ではなく、嗜好品と考えましょうの記事をご覧ください。
何をどのくらい食べれば良いのか?
今回の調査結果で有効とされたのはりんご、バナナ、ぶどうで、1日3皿ということです。0.5皿しか食べなかった時に比べてリスクが低下したそうです。
アメリカ人女性を対象とした調査結果なので、アメリカ人が常食する果物が出ていますがもちろんその他の果物でも乳がんリスクを下げる効果があるのでは?と思っています。
まったく食べないより、もちろん一口だけでも食べれば効果はありそうですが、農林水産省の提唱している「一日果物200g運動」をぜひ取り組んでみましょう!
治療より予防!予防するほうが圧倒的に安く済みます!
「果物って高いんだよね」という人がいます。確かにお米やパンに比べるとグラムあたりの金額は高いように思えますね。確かにそうかもしれません、100円玉を握りしめてスーパーへいってみてください。果物コーナーへ足を運んで一瞥すると、100円で果物は買えるものはかなり少ないことが分かります。それではそのままパンコーナーへいってみましょう。こちらは事情が違いますね?パンなら選び放題です!そして1個食べるだけでもお腹はかなり膨れます。確かに果物は短期間にみるとちょっと割高…でも、長い目でみたら本当に高いといえるでしょうか?
病気になるとその治療費はとっても高額です。例えば乳がんはステージ1の乳房切除手術でかる~く100万円以上、より高度な手術や再発予防薬物療法が加わると余裕の600万円超です。その間、大きな苦痛を伴いますし、下手すると乳房を失い、仕事も出来ず、周囲からの心配、将来の再発への不安もあります。
果物はおいしく、空腹を満たし、乳がん以外の病気にも効果があるので予防薬を兼ねた食事のようなもの、それを考えるとめちゃめちゃ安い投資にあると思うんですよね。乳房切除手術でかかる100万円あれば果物がどれだけたくさん食べられるでしょうか?それで健康を維持しておいしくて幸せな時間を過ごすことができるならこれほどお買い得な買い物はないと思うわけです。
若いお嬢さんを持つ、お父さんお母さん!将来の乳がんリスクを抑えるために積極的に果物を食べてもらってはいかがでしょうか?病気は治療より予防が圧倒的に安く済みますよ!
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