こんにちは!肥後庵の黒坂です。
「アレルギー?ははは、んなもんあったな」くらいにしか思っていなかったアレルギーが、ある日突然に超身近な存在になってしまいました。それは私自身の身ではなく、うちの子供に起きてしまいました!
ヨーグルトを食べ、ゼーゼーと息苦しそうに…
いつものように離乳食をあげていた時のことです。その日もお粥と野菜煮、豆腐にフルーツといつも通りのメニューでした。ガツガツと食べ始め、あっという間にプレートは空になってしまいました。「こんなにおいしそうにおいしそうに食べるなんて完全に親の遺伝だな!」と微笑ましく見ていました。ここまではいつも通りの風景、いつもと違ったのは食後のデザートにヨーグルトを与えたことです。
「プレーンヨーグルトは少し酸味があるけど嫌がるかなー?」と思いつつ、スプーンにすくって口に運んであげます。子供は嫌がる様子もなく、ティースプーン1杯を食べました。よし!ヨーグルトデビューもうまくいったぞ!と思って片付けをした時、ゼーゼーハーハーと息苦しそうにしていることに気づきました。ん?どうした??そう思って振り向いた時に異常に気づきましたね。おいおい!大丈夫か!?とやっているうちにどんどん顔が腫れ上がり、みるみるうちにお岩さんみたいになっていました。よく見ると手も足も真っ赤になっています。
明らかな異常に気づいてすぐさまタクシーを呼んで病院に駆けつけました。検査の結果、医師から想像の斜め上を行く事を告げられました。
牛乳と卵の白身がNG!
「おそらくタンパク質アレルギーですね。後日、検査結果をお知らせします」というんですよ。それを聞いた瞬間に奥さんがさめざめと泣き始めました。私は健康そのものでアレルギーとは無縁、家族にもアレルギー体質の人は誰もいません。奥さんの家庭もせいぜい花粉症の症状が出るくらいで食べられないものなんてありません。「なんでこの子だけ…」とショックを受ける奥さんを励ましつつ、帰途につきました。
…後日、病院で検査結果を聞きました。結論的には「牛乳に含まれるカゼインと、卵の白身に含まれるオボムコイドに強いアレルギー反応があります。じっくりと時間をかけて徐々に慣らしていきましょう」といわれました。私は心のどこかで「何かの間違いであって欲しい」とずっと願っていたのですが…とうとう医者から現実を言い渡され、受け入れるときが来てしまいました。
初めての食べ物は少量与え、様子見が絶対に必須!
今回の件で私が学びを得て、これを読んでいるあなたへ警鐘を鳴らしたいこと、それは「初めての離乳食は絶対に少量&平日に食べさせましょう」ということです。これは医師にそのように強くアドバイスを頂きました。
正直、ちょっと甘く見てましたよアレルギーを。夫婦揃ってアレルギーと完全無縁だったので「アレルギー」という言葉自体が遠い外国で起こっている出来事くらいにしか思っていませんでしたからね!それがまさか自分の子供に出るなんて夢にも思いませんでした。
ですからあなたがこれから、もしくは現在離乳食をしているなら絶対に初めてのものは少量にして下さい。アレルギーは何がヒットするか本当に分かりません!それからアレルギーには程度があります。検査や食事を試していく中でわかったのですが、うちの子は卵の白身より、牛乳の方が強く症状が出ます。卵の白身は全身が腫れて痒くなる程度で済みますが、牛乳はゼーゼーと呼吸器系に強い症状が出ます。強い症状が出るとあなたの大事なお子さんも呼吸困難の症状が出るかもしれませんので、しつこいようですが本当に甘く見ないほうがいいです。これ本当に。
そして初めての食材は平日昼間に与えてください。最近はイクメンのお父さんもメジャーになっているので、奥さんによっては「夫が一緒にいる時に初食材は試したい」と思うでしょう。ですが、世のお父さんの多くは平日は働いていて、離乳食は土日になるじゃないですか?もしも離乳食でアレルギーが出てしまって、それが平日の夜遅くとか、土日じゃ病院あいていませんよね?ですから奥さん一人で不安な気持ちがあるのはよく理解できるのですが、平日昼間にしてくださいね!!
別に絶望的になる必要はない
先生は「ほとんどの子は治りますのであまり心配しないで下さい」といってくれました。私も色々と情報を調べてみたのですが、この言葉はその通りのようで、赤ちゃんの頃に卵や牛乳にアレルギーが出ていても少量ずつ慣らしていくことで、食べられるようになるみたいです。
かつては食物アレルギーは徹底的にその食材から隔離するような事を勧めていた時代もあったようですが、最近はむしろ早めに少量ずつ慣らしていくことが最も有効な治療法だということでした。
卵と牛乳が封印されると食事は相当に制限されますからね。洋菓子全般は先ず無理ですから、給食や外食にも相当に気を使います。完全に心配のない状態になるまでに長い期間がかかるかもしれませんが、早く発見できたことで早期治療になると前向きに考えることにしています。これからも治療の過程でのリアルで有効な情報をお届けしたいと思います。ぜひご参考下さい。
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