こんにちは!肥後庵の黒坂です。
あなたがこの記事を読んでいるということはあなた自身が妊婦さんか、もしくは妊婦の奥さんや友人を持つ方でしょう。どうでしょうか、つわりで辛く過ごしていませんか?私自身は男性ですが、妻がつわりで大変な想いをしていたのをそばで見ていました。ご飯を炊く匂いで気分が悪くなり、お腹は減っているのに食べ物をみると食欲がなくなったり、またそれだけでなくお腹の子が暴れるので腰が痛くなり、睡眠不足に…。とにかく妊娠中のあらゆるつわりの苦しみを体験し、そばにいる私もなんとか楽になればと情報収集をしたり、あれこれ試したりしてきました。
その結果、つわりを少しでも楽にするお話が出来たらと思い、今回の記事を書いています。少しでも参考になれば本当にうれしく思います。
つわりはほとんどの人が経験する
妊娠・出産&クチコミ情報サイトのコンビタウンの実施したアンケートによると「つわりが全く無かった」という方は全体のわずか8%に過ぎず、実に92%以上の方はつわりを経験したと回答しています。
時々お会いする「妊娠中はまったくつわりがなかったよ」という人は本当にレアケース!92%のほとんどの人にとってつわりは避けられないもので、多くの妊婦さんが辛い想いをしているということです。
つわりの本当の辛さは心の辛さにある
これはあまり知られていないことですが、つわりの本当に辛い部分というのは実は匂いがダメになる、オエッとなって食事が出来なくなるものではありません。周囲が辛さを理解してくれる人の少なさにあります。あなたが妊婦さんであれば私のいうこと、よく理解できますよね?
ひとたび妊娠と分かると周囲はすっかり祝福ムード。「後半年でお母さんか~、気持ちはどう?もう心の準備は出来た?やっぱり待ち遠しくてうれしい?」という具合ですが、本人にとって見ればそんなどころではありません!わけもなくイライラしたり、心が辛くて悲しくなってしまったり。胃がグーグーなっているのに大好きなご飯が思うように食べられない。そして何よりお腹の赤ちゃんの事を考えると心配でなりませんよね?「食事が出来ず、こんなに苦しいのに赤ちゃんは大丈夫かな?」と。でもそんな辛い状況を周囲にいっても「後4ヶ月の我慢だね!あと少し!」と理解のない応援が返ってくるだけです。ほとんどの場合、夫にいってもこれは男性に理解できる苦しさではないので、やはり理解のない答えが返ってくることが多いでしょう。
このようにつわりの本当に辛さは周囲の理解や共感が得られず、孤独を感じる点にあると考えます。
妊娠中のつわりを楽にするのは夫の共感
そんな心も体も辛いつわりを楽にする特効薬は残念ながら世の中には存在しません。でもただただ声をあげずにじっと耐える必要はありません。妊婦さんを救ってくれるのは苦しみを分かち合う共感だと私は思います。
共感については先ほどお話した通り、孤独を感じる妊婦さんに「辛くない?しんどいよね。本当によく頑張ってくれてありがとう。その辛さは自分はよく理解できるつもりだよ」と共感を示す言葉をかけることで救われます。私は普段は元気で明るい妻がとても辛そうにしていたのを見て、つわりがどれほどキツイのかは少しは理解しているつもりです。掃除や洗濯、食器洗いや料理などできることは積極的に動き、出来る限り休んでもらうようにしました。妊娠期間を振り返った妻は何よりも辛い事を理解してくれたことに一番感謝している、といっていました。男性や妊娠未経験者には分からないから、と理解を放棄するのではなく大切なのは理解を示すことです!
実は妊娠中のつわりは奥さん一人が頑張って乗り越えるものではなく、夫と手を取り合って一緒にゴールへ向かって歩んでいく「共同作業」なのです!夫も共に歩み、考え、苦悩するからこそ出産の喜びも分かち合えるというもの。ほら、結婚式の時にいわれませんでしたか?「病める時も健やかなる時も…」と。つわりは病気ではありませんが、辛い時期であることは間違いありません。そんな時こそ、心から理解を示しつわりに苦しむ奥さんをさすって気持ちを楽にしてあげることが夫の役割なんです。
妊婦さんの辛いつわりは夫や周囲の共感が一番大事というお話でしたが、実は健康的な食事の摂り方もつわりを乗り越える方法でもあります。次回はそのお話をお伝えしたいと思いますので、興味のある方はぜひ併せてご覧くださいね!
<参考リンク>
妊婦さん応援ギフトのマナーやメッセージの文例集、喜ばれる贈り物ヒントがたくさんあります。ぜひご参考下さい。
コメントを残す