こんにちは!肥後庵の黒坂です。
接待とは取引先やお客様などビジネス関係者をお店へご招待して、信頼関係を築くことです!接待に対する誤解の一つに「相手から仕事をもらうための営業活動」というのがありますが、それは断じて違います。
ビジネスは人と人との信頼関係から始まるもので、仕事ができる・能力が高いということで決まるものではありません。接待はかしこまった社内から離れて、飲食をしながらリラックスして心の交流をすることで信頼関係が生まれ、その結果としてビジネスがスムーズに進むというものです。いいですか?接待の目的は良好な関係を作ること、この一点に尽きるといいきっていいでしょう!
そんな接待で大切な取引先をお迎えする上で、大切なことが2つあります。それは「おもてなし」と「センス」です!今回は「おもてなし」についてお話をしてみましょう!
誤解されがちな「おもてなし」の意味合い
おもてなしは私達日本人にはなじみのある言葉であるにも関わらず、誤解されていることが多いものの一つです。「自分がいいと思うものを提供する」というのはおもてなしではありません!
例えば取引先の重役を迎えるのにあたって、自分たちの目線でお店選びをする人って結構多いんですよ。「テレビや雑誌で話題のお店だから」「人気店だから」という安直な理由で選んでしまいます。言い方をかえれば「話題のお店だから文句はないだろう」という考えを相手に押し付ける行為ともいえますよね。当たり前ですが、話題になっているからといって得意先のお客様が喜ぶお店とは限りません。立地が悪かったり、料理が来るのが遅かったり、店内が騒がしかったりして接待向けではないかもしれません!自分たちがいいと思うものを提供する、これはおもてなしではないということを理解しておきましょう!
おもてなしとは相手への心遣いを伝えること!
それでは真のおもてなしとはいったいどういうものなのでしょうか?それは「あなたを大切な相手と考えています」ということを伝えることです。
そのためには事前準備がすべてと言っても過言ではありません!接待当日に頑張るのではなく、その前の準備を頑張るわけです!お客様の好みや事情を出来る限り事前に情報を得て、喜んでもらえる物を準備するべきでしょう。和食なのか、中華なのか、洋食なのか?お店への交通アクセスは便利か?喫煙、禁煙状況は?個室は取れるのか?そうしたことまで事前にリサーチした上でお店へご招待するわけです。一番いいのは一度来店しておくことですしょうね。いくら写真やレビュー・クチコミを見てもお店の雰囲気や椅子の座り心地などはなかなか分かりませんからね!自信を持ってお客様を招待することで「ああ、自分たちはこんなに大切に思われているんだ」という心を伝える行為です。お迎えしたお客様がそのように感じる心尽くしができて、初めておもてなしの心を持ってお迎えしたといえるでしょう!
いかがでしょうか?日本人なら誰でも得意と思われがちなおもてなしが、意外に出来ていない人も多いことがお分かり頂けたでしょうか?でも大丈夫!気づきを得られたら次回からしっかりおもてなしをすれば良いだけのこと、自信を持って一つ一つ接待を学んでいきましょう!
<参考リンク>
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