こんにちは!肥後庵の黒坂です。
接待はその場の飲食や会話だけで成功か、失敗かが決まると思っていませんか?接待のお店やその場での対応に気を取られているあまり、手土産が形だけのものになっているケースは本当に多いんですよ。接待と手土産は決して別ではありません!手土産は接待の一部と考え、「素晴らしい接待の時間だった」と記憶に残る贈り物にしましょう!
情報の少ない接待手土産のノウハウ
ビジネスマナー講座や書籍などでは接待術は紹介されていますが、あまり手土産について触れているものはありませんね。ネットでも接待手土産で検索して出てくるものはたいていアフィリエイトリンクの貼られたおすすめが多く「これで本当に喜ばれるの?」と疑問に思うものが少なくなりません。
接待手土産についての情報が少ないので、今回は私が切り込んでお話をしたいと思います!
超重要な接待で最後を飾る「手土産」
多くの人にとって接待と手土産の関係は「8:2」くらいで考えています。つまり、手間と時間の8割は接待にかけるのに、手土産の品質や品選びは接待の品質と比べると明らかに「手が入っていない」ということが分かることが少なくないということです。
手土産は接待と同じクオリティにしましょう!というのが私の考えです。せっかく接待の時間が素晴らしいものだったのに、受け取った手土産が形だけのものだと帰って逆効果になってしまうからです。何事も最後で全体の印象が記憶に残るものです!それは接待においても例外ではありません。逆をいえば喜ばれる手土産にすることで先方にいい記憶に残してもらえるというわけです。
「世間で良い物」ではなく「先方にとって良い物」が答え
接待をする相手は会社の経営者や役員など社会的に高い役職についており、それだけ良いものを見慣れた目の肥えた人たちです。そうした人たちに対して「高級ブランドだから大丈夫だろう」とブランド頼りで選ぶとどうなるでしょうか?そうした目の肥えた人たちにとっては「粗相のないように終わらせたい」という心が入っていない手土産であることをたちまち見抜かれてしまいますよ!無難で済ませる、という姿勢におもてなしの心は宿りません!
接待手土産では知名度の高さ、世間的なブランド名などは逆に作用してしまうことがあります。それを知らずに都心の大手百貨店で間に合わせる人が非常に多いのでこの点にはくれぐれも注意しておきましょう!
手土産は話題になるものにしよう!
それでは相手の心を掴む接待手土産には何がいいんでしょうか?それは相手への気遣いと話題になるものがベストです!例えば「明治から続く老舗店のもので…」「夏目漱石の小説に出てくる和菓子でして…」と軽く手土産の紹介をしておくだけでもセンスの良さを感じさせますよ。また、「ご家族の皆さんでご賞味下さいね」とその場にいない奥様への気遣いまでできるとおもてなしの心を演出できるでしょう。ここで素晴らしい手土産になることで「先日の和菓子を早速頂きました」とお礼の連絡が入り、その後のビジネスも円滑に進む事に一役買ってくれるはずです!
いかがでしょうか?接待手土産のおすすめはあちこちで紹介されていますが、選び方のノウハウはほとんどありませんのでぜひ参考にしてみてくださいね!
<参考リンク>
ビジネス接待マナーやメッセージの文例集、喜ばれる贈り物ヒントがたくさんあります。ぜひご参考下さい。
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