こんにちは!肥後庵の黒坂です。
あなたはマンゴーが好きですか?「マンゴーは大好きでよく食べるけど、海外産しか食べたことがない」「国内産のマンゴーは高すぎて手が出ない!食べたことがない」という方は結構多いんじゃないかと思います。
マンゴーといえば普通は「海外輸入物」というイメージが強いですよね!あなたがスーパーでよく見かけるマンゴーはほとんどがメキシコ産かタイ産でしょう。海外産のマンゴーは価格も比較的安くて手軽に買うことが出来ます。しかし、極上のおいしさを求めるならばやはり国産マンゴーに限ります!国産マンゴーは温度管理の元で生産されたしっかり完熟させた高級贈答用として流通しています。
そうはいっても疑問は尽きません。「食べたことがないけど国産マンゴーって本当においしいの?海外産とどう違う?」「どこで作られているの?」こうした疑問を解消するべく、ご紹介したいと思います!
国内産のマンゴーは九州以南で作られています!
マンゴーは亜熱帯地域で育つ果物ですので、日本国内でもほとんどが九州以南で作られています!そして沖縄県、宮崎県、鹿児島県、熊本県で全体の「97%」を占めています!
国産マンゴーは色んな呼び方はあるけど全部同じ!
マンゴーは色んな呼び方があります。「アーウィン」「アップルマンゴー」「完熟マンゴー」「太陽のたまご」とこんなにたくさん!何がどう違うのか分かりづらいのですよね。ブランド名や生産方法で呼び方に違いがあるもので、実はこれらは全部同じ品種なんですよ!
海外産のものはこれらとは違った種類のマンゴーがありますが、国産マンゴーはほぼすべてが写真にあるマンゴーの品種です!紛らわしいですが覚えておきましょう!
国産と海外産は何が違う?
高級品で贈答用に使われる国産マンゴーと、スーパーでよく見かけるお手頃価格の海外産は何が違うんでしょうか?答えはズバリ「品質」です!やっぱりそうですね!値段がそれなりにするだけあって国産マンゴーが形や色合い、味や食感などあらゆる側面で上回ります。品質がよい理由は簡単!国産マンゴーは栽培に適した温度管理で手間ひまをかけ、栄養やミネラルの豊富な水を使って栽培しているからです。
まずは温度管理。マンゴーは亜熱帯地域で育つ果物なので、国産マンゴーは30度前後というハウス栽培で温度管理をしながら育てています。急激な温度変化があると味が落ちてしまうので、重要なポイントの一つといえるでしょう。また、マンゴーの栽培には大量の水が必要で、育てるのに使う水の質も味を決定します。「水の都」と呼ばれる宮崎県、熊本県の肥沃な水を潤沢に使って育てています。
国産マンゴーは雨や風、昼夜の温度変化にさらされず、栄養豊富な水を潤沢に使って育てられています。もうこれだけでトロリと甘くておいしいマンゴーになる理由がお分かり頂けたと思います。
最大の決め手は熟成!
温度管理や使用する水が品質の決め手になることももちろんですが、実はもう一つ国産マンゴーにしかない高品質栽培の最重要ポイントがあります。それは何かというと「熟成」にあります。
海外産は輸送コストを抑えるために船便で輸入するのですが、当然マンゴーはまだ青さがしっかり残る未熟な状態で収穫し、輸送途中で追熟させて店頭に並びます。でもできることなら果物を収穫してから輸送中に追熟するより、樹木についたまま完熟させてから収穫する方が栄養素や味の面に優れ、格段に品質は高くなります。国産の完熟マンゴーは樹木についたまま完熟して自然に落下するまでじっと待つ栽培法です。落下して地面に激突すると傷がついてしまうので、もちろんネットを敷いてふわりと優しく受け止める、ということをしています!これが国産と海外産のマンゴーの品質の違いを決定づける最大のポイントです!完全に熟するまで樹木につけたままにすることで、繊維質が少なくて食べやすく、甘くて柔らかいおいしいマンゴーになりますからね!美しく、香り高く、おいしいマンゴーはこうして手間ひまをかけて作られているわけです!
これは余談ですが、海外の現地で完熟させたマンゴーを食べて「うわ!これめちゃめちゃおいしい!」と感激しても日本で食べるとやっぱり味は劣ります。何故かと言うと現地で食べるマンゴーはしっかり熟しているのに、輸入物は完熟させていないものを追熟させているからなんですよ。「味が多くて固くて現地で食べたのと全然違っておいしくない…」いうことになってしまうわけです。
いかがでしょうか?「国産マンゴーはとにかく高い!」というイメージを持っていませんか?「マンゴー」と同じ名前がついていても海外産と国産とはまったく別次元の品質や味わいです。何かの機会に口にされることで、驚くほどのおいしさに気づかれるはずです。ぜひ参考にしてみてください!
<参考リンク>
完熟マンゴーの栽培法へのこだわり、特徴などの情報が満載です。ぜひご参考下さい。
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