ネットの情報サイト「PR TIMES」のアンケートで面白い記事が出ていました。「~お中元・お歳暮の“カブり率”…20~30代ではなんと半数も!」というものです。
参考リンク:PR TIMES ~2015年 お中元・お歳暮の実態を大解明!~「贈りたいもの」と「もらいたいもの」に潜む“認識のズレ”が判明!
記事によると「お歳暮ギフトで受け取る贈り物が他の人と“カブる”」が20代~30代の間で半数も起きている事が浮き彫りとなりました。また「たまには違うものを贈ってほしい」と考えている人も半数を超えています。このように答えている背景には「お歳暮ギフトのマンネリ化」があります。せっかく喜ばれると思って用意した贈り物が相手からそのように思われてしまうのは残念ですよね…。今回はこのアンケート調査を元にお歳暮ギフトを考えていきましょう!そしてマンネリ化を乗り越える方法もお伝えしています!
カブる原因は両親世代と子供世代のジェネレーションギャップ
さて、今回の対象者である20-30代でお歳暮ギフトを受け取っている人たちの背景を考えてみましょう!まだ若い世代の彼らの送り主は「40-60代の両親や親戚のおじさん、おばさん」というパターンになるでしょう。若い世代の健康を気遣って故郷の野菜や海産物、日常生活でよく使う日用品を選んでいる姿が浮かび上がってきそうです。
お歳暮ギフトがカブってしまったり、毎年同じものを贈られてくる事がなぜ発生するのか?それは「両親や親戚の世代と20-30代の若い世代の考えかたの違い」によるものです。つまり、ジェネレーションギャップです。
ここからはデータがないので完全に私個人の意見となりますが…両親や親戚の世代はかわいい子供や甥っ子、姪っ子へのギフト選びは「サプライズで驚かせたい」とか「隠れた逸品を贈ってみよう」とか思わず、「おいしいもの、健康的なもので喜んでもらいたい」事を何より重視しています。田舎を離れて都会で暮らす子供を想う親の気持ちというのは「故郷の味でホッと安心して欲しい」「体にいいものを食べて健康でいて欲しい」と考えるのが親心ですからね!しかし、それを受け取る側としては「贈り物が毎年同じものばかりでまたこれか感がある!」とか「親とおじさんからの贈り物が一緒だった!」という事でマンネリ化を感じている…そんな人が全体の50%もいるということです。
ギフトはコミュニケーション手段、と考える若い世代
両親世代はギフトを「贈り物の品質や内容」を重視するのに対し、20-30代は「ギフトはコミュニケーションの手段」と考えています。
こちらの記事でご紹介した通り、若いSNS世代はギフトとコミュニケーションの手段として活用しています。ですので「定番ギフトを避けて、自分でいいものを見つけてそれを贈り物に選ぶ」という行動を取ります。これはサプライズやとっておきのギフトを贈ることで相手と盛り上がる事を目的とした「ギフトはコミュニケーション手段」という考えによるものです。ですので若い世代にとっての「贈り物」とは毎年同じものを選ぶ、という考えはありません。むしろサプライズや意外性、面白さ等を重視し、それでワイワイ盛り上がるのです!
心を伝えてくれる手紙の力
そんなジェネレーションギャップを乗り越え、両親世代、親戚世代から子供や甥っ子、姪っ子に喜ばれるギフトを贈るにはいい方法があります。それは「贈り物に毎回手紙や写真をつけて下さい」というものです。これは本当にものすごく”効く”喜ばれるギフトの万能薬のようなもので、その効力は過去の記事「ギフトにメッセージをつけることで嬉しさ数倍増し!」で紹介し、他の記事でもこれまで何度もお話をしてきた通りです。ギフトに手紙を付けるだけでそのプレゼントは世界に一つしかない特別感のあるものに変わります!
私の妻は大学生の時に一人暮らしをしていました。年に何回か実家から果物や健康野菜が届いていました。一人暮らしの大学生にとっては、実家の食べ物を送ってくれる事はありがたく、嬉しい事です。しかし、野菜や果物だけが淡々と届くとさすがに4回、5回と受け取る度に感謝する気持ちも見えづらくなってくるもの…。「送ってくるのが当たり前」のような感覚に陥りがちなんですよね。しかし、妻の場合は違いました。送られてくる野菜や果物と一緒に両親が一生懸命書いた心のこもった手紙が入っていたそうです。その手紙は…まさに実家の両親からの愛情そのもので大学生活を楽しんで過ごす事を心からお祈りするという事が書かれていて、何より読むのが楽しみだったと妻はいっていましたね。また、贈り物は毎回季節の果物や野菜で代わり映えはしなかったですが「早く届かないかな?」と待ち遠しくて仕方がなかったとも。今でもその時の手紙は一通残らず捨てずに大切に残しています。もうわかりましたね?贈り物に込めた気持ちを伝えてくれる手紙をつけましょう!というのがお歳暮ギフトマンネリ化回避の方法です。
書くべき内容はそんな大層なものでなくても構いません。日々、移り変わる季節について話したり、近況報告や相手を気遣う自分の言葉で書いてみましょう。そうすることで贈り物に込められたあなたの気持ちが相手に伝わり、「またこれなの!?」というマンネリ感は消えて喜ばれる贈り物になる事間違いありません。
参考になれば幸いです!
<参考リンク>
ビジネスお歳暮マナーやメッセージの文例集、喜ばれる贈り物ヒントがたくさんあります。ぜひご参考下さい。
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