お中元・お歳暮ギフトで相手からいらないものが届いた、そんな時に

こんにちは!肥後庵の黒坂です。
お中元、お歳暮ギフトでいらないものをもらった経験、あなたにはありませんか?

世間で良いとされているものでも、もらう人によっては必ずしもOKとは限らないのが食の好みの難しいところです。例えば私は過去に親戚の方から真空パックに入った牛タンのギフトを受け取っていました。夫の転勤で仙台で生活するようになったいとこのお姉さんから、毎年牛タンを贈られます。

「えー!?仙台の牛タンが贈られてくるなんてうらやましい!自慢かよ!」

ともしかして思われました?いえいえ全然そうではありません。むしろ、どう断ろうかとかなり頭を悩ませる事になりましたよ(笑)。普通の牛タンなら私も喜んで食べるのですが、なんだか摩訶不思議な味付けのしてある牛タンで…お世辞にもおいしいとは言えないものです。

頭を悩ませていたのは私だけではありませんでした。親戚一同に同じ牛たんの贈り物が届いていたようで、

「「「この牛たんどうする?」」」

というのが親類の共通の悩みでした。その後も同じ時期に牛タンが贈られてくるので、最終的に私はアクションに出ました。結論的にはうまく収まり、それ以降は牛タンではない別のものが贈られてくるようになりました。

…あれ?もしかしてあなたも

「好きでもないものをお中元・お歳暮に送られて困っている」

という同じ経験がありましたか?もしもそうであればぜひ最後まで見ていってください。ネットの情報には無責任に

「百貨店に持っていって交換してもらいましょう」
「近所の人に配ってしまいましょう」

など書いてありますが、私はこうした対応はNGと考えています。その理由もしっかりと解説をしていきましょう!

 

いらないギフトを「近所に配る」がなぜダメなのか?

いらないギフトをもらっていることへの対応方法を検索すると、お役立ち情報系のブログなどに解決策が出ています。その方法とは

「近所に配ってしまいましょう」

というもの。私はこの考えに反対です。

「いらないものを近所に配ってWin-Winの関係を構築する、それの何が悪いんだ!?」

と思われるかもしれません。例えば

「お中元ギフトにビールをもらったけど、自分は飲めないのでビール好きなお隣さんにプレゼントする」

これなら誰も不幸にならないように見えますよね?

でもこれってしょせん対処療法に過ぎません。贈った方の気持ちを考えてみてくださいよ。

「相手に喜んでほしい」

とそう思って大事なお金を出してギフトを贈っているわけじゃないですか?でもやっていることどうでしょう?相手の気持ちを利用して、自分が近所の人にいい顔をしたいというだけじゃありませんか?

それにギフトの横流しした近所の人も

「これ本当はいらないのに…」

と思ったらどうするんでしょうか?でも近所付き合いがある手前、

「好みじゃないからいりません」

とはとても言えませんよね?頂きものを近所に配る、というのは自分の負担を相手に押し付ける可能性があるのでスマートな大人の対応とはいえません。

実際、私の牛タンのお話も私だけではなく、他の親戚一同も食べづらい味に困っていましたからね!

「自分が要らないから人にあげよう」

根本的な解決にならない、こんな考えはぜひ改めましょう!

 

百貨店に持ち込んで他のものと交換する→NGです

このやり方を堂々と胸を張って紹介しているブログ、教えてgoo、Yahoo知恵袋の回答者がいますよね。

「三越で扱っているギフトは、三越へいけば交換してもらえます」
「同等の金額のものに変えてもらえなければ、ハッキリと要望を伝えましょう」

など堂々と書いてあって、

「モンスタークレーマーって自覚がないというのは本当なんだな」

と思いましたよ…。

よーく考えてみてくださいね。これって百貨店が喜んで受けていると思うでしょうか?おそらく

「かしこまりました!対応させて頂きます!」

と笑顔で対応はしてくれることでしょう。なんといっても百貨店は接客のプロですから。でもその笑顔の裏でドン引きしている人は少なくないと私は思いますよ!

交換の対応に時間が取られ、予期せぬ商品在庫の増減の対処に追われる百貨店にとっては、メリットなんて一つもありません。売れ筋商品やら、販売予測やらを考えながら一生懸命販売や接客をしているところに、突然

「このカニ缶と他のものに交換してくれない?」

といわれて、カニ缶の在庫が増え、他の商品の在庫が減るんですよ?働いている側からしたら迷惑以外の何者でもないですよね?

「同じ百貨店で扱っているものだから喜んで交換に応じてくれるでしょ!」

というのは、相手の迷惑を考えず自分の利益だけしか見えていないモンスタークレーマーの思考ですので、この対応を指南するのは間違いだと思います。これを読んでいるあなたはぜひ品行方正を目指して、百貨店に負担を押し付けるやり方はやめましょう!

 

上手に、でもはっきりお断りしましょう!

「いやいや、そういうけど正直、いらないものは本当にいらなくて迷惑しているんだよ!」

と言いたくなってきましたか?ではそろそろどう対応すればいいのか本題に入っていきましょう!私がおすすめする対応方法としては

「上手に、でもハッキリとお断りしましょう!」

というものです。ハッキリと断る、と言っても

「これまずいわ。もう食べないから贈ってくんな」

といっているわけではありません。そんなことをいったら相手との関係は終わりですので、スマートに相手を傷つけないようにお断りをしましょう。このようなセンシティブなコミュニケーションこそ、逃げずにしっかりと向き合って対応するのが大人の品格だと思いますね。

相手に腹を割って話せる信頼関係を築いているなら

「いつも贈ってくれてありがとう。ちょっと牛タンは自分の口に合わなくて…。」

と好みが合わないことをハッキリと伝えることがベストですね。

でもまあ面と向かってそれを言えない相手との距離感もあります。私が牛タンをお断りするのに使った方法としては

「以前からずっと牛タンを贈っていただいている方がいて、贈って頂いても食べきれないから申し訳ない」

という旨を伝えました。どうでしょうか?これなら誰も心を痛める人はいませんよね?これを伝えれば相手も牛タンが他の人の贈り物とかぶっていることを理解して、他のギフトにスイッチするでしょう。

 

連絡をする時はメールではなく、電話か対面で

  

そしてこういうセンシティブなコミュニケーションをする上で気をつけて頂きたいのは、

「書き言葉は避ける」

ということです。どういう言い方をするのでも、意味合いとしては

「その贈り物は不要だ」

と相手にいっているわけですから話し方や、フォローする言葉はとても大事です。書き言葉だけで伝えようとするとかなり気をつけないとぐさりと来ます(笑)。ですので、お伝えする時は対面、もしくは電話で伝えてください。その時は

「いつも贈り物をありがとう」

ということを忘れずに伝えてくださいね!

いかがでしょうか?お中元、お歳暮で望まない贈り物を受け取って悩んでいる人は私が考えていたよりも多くいるようで、解決策の提案も的外れでおかしな内容が多かったので今回お話してみました。ぜひご参考くださいませ!


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