こんにちは！肥後庵の黒坂です。
対面でお付き合いもある税理士法人の代表の方がいます。その方は毎年、お中元にスイカとメロンの詰め合わせを、お歳暮にメロンとデコポンの詰め合わせをご注文頂いているお客様でもあり、「毎回贈り物は社長さんから喜ばれている！」とご満足頂いているようです。
毎回100件ほどご注文頂くのですが、その内必ず2社はフルーツ詰め合わせではなく、ゼリーやジュースを選ばれるのです。不思議だなと思い、「なぜ毎回2社だけ詰め合わせではなく、ゼリーやジュースを選ぶのですか？」と尋ねたところ、意外な回答が返ってきました。
さて、私は毎回このブログで果物の素晴らしさについてギフトの面、健康面などで熱く語っているわけですが、デメリットについては言及したことがありませんでした（そういえば）。ぶっちゃけ、果物ギフトにも弱点というかデメリットは存在します。
その1.不在がちな相手には向かない
税理士法人の代表の方がいった一言、それは「この社長は長期不在が多く、発送してもなかなか受け取りができない。長期間不在が続くとフルーツは傷んでしまうので日持ちするものを選んでいる」ということでした。
そう、フルーツギフトは生物（なまもの）ですから日持ちしません。1日や2日はもちろんなんの問題もありませんが、一週間や10日間といった期間受け取りが出来ないと追熟が進んでしまい、食べる頃には熟しすぎていることがあります。いちごや完熟マンゴーなどは冷蔵便でお届けしていますが、こちらはもっと日持ちがしません。
このようにフルーツギフトは留守にしがちな相手へのギフトには不向きです。送り先様によっては今回のお話のようにゼリーやジュースなどに切り替えることも必要でしょうね！
その2.長期保存が出来ないフルーツがある
受け取りがスムーズでも、フルーツによっては長期冷蔵保存に向かないものがあります。その代表例はいちご！届いたいちごを見て「きれいだなあ。食べるのがもったいないなあ」と眺めてなかなか食べられずにいると傷んでしまった…という体験、あなたはないでしょうか？（私は届いたら我慢できずにすぐに食べてしまうのでそういったことはありません 笑）。
当店のフルーツギフトには保存方法やおいしい食べ方を記載した「食べごろシート」をつけており、できるだけ味を損なわずに保存するように呼びかけています。ですがいちごのように長期保存できないものもあり、フルーツギフトの弱点です。
その3.大型フルーツは少世帯向けではない
当店は様々な熊本県産の旬のフルーツを取り揃えています。その中には大玉スイカや晩白柚など大型のフルーツもいくつかあります。
こうした大型のフルーツギフトは単身者など小世帯には向きません。食べきるのに何日もかかってしまいますし、あまりにも期間が経過するとどうしても風味が落ちてしまいますからね。
そのため、送り先様によっては大型のフルーツギフトが不向きです。この場合は例えば大玉スイカではなく、小玉スイカを選ぶなど別のフルーツにしていただくようおすすめしています。
その4.旬の果物は欲しい時に買えない
大玉スイカやマスクメロンなど、ハウス栽培で年中おいしく食べられる果物もあります。ですがその他のフルーツは旬の時期しか食べることは出来ません。
当店のサイトにおいてあるフルーツのほとんどは、時期が変わると完全に入れて変わります。取扱期間が過ぎてしまうと契約農家や市場から仕入れることができなくなるので、お求め頂くことができなくなってしまいます。中でも秋の果物はそれが顕著で、高級梨で知られる「新高梨」などはなんと取扱期間はたったの1ヶ月！この期間を過ぎてしまうとショップから姿を消してしまい、毎年「もう買えないのですか？」と惜しむお声を頂くので、私はその度に事情を説明してお断りするのがなんとも心苦く感じます。
その気になれば無理をして手にはいらないこともないのですが、やっぱり旬の時期のフルーツに比べるとどうやっても味や品質は劣ってしまうので当店では取り扱いしていません。ほしい時にいつでも買えるものではない、というのは生物であるフルーツギフトの弱点です。
いかがでしょうか？このようにフルーツギフトは決して完全無欠ではなく、いくつもの弱点があります。できるだけ弱点に感じられないよう、お客様からご相談を頂いた時には出来る限り精一杯ご希望にそうように努力します。参考になれば幸いです。
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