こんにちは!肥後庵の黒坂です。
ウソばかりの「若者の◯◯離れシリーズ」。でも、「若者の果物離れ」はマジっぽいで「若者の果物離れについては、本当に起こっていることだ」というお話をしましたよね?(まだ見ていなければ先に見てきてくださいね!)
あなたはもしかしたら「あー、自分も果物なんてあんまり食べないなー」という若者でしょうか!?なんで果物を食べないのー??と尋ねると90%くらいは
「果物は太る」
「値段が高い」
「他に食べるものがある」
のどれかを理由にあげるでしょう。でもハッキリいってこれらの理由は全て間違いだと私は思っています。この記事を最後まで読んで頂ければあなたも「今までそうだと思っていたけど、果物はありかもしれないな」と思ってもらえると思います。ぜひ最後までご覧くださいね!
誤解1.果物は太る
「果物は太るからなるべく食べないようにしている」という話をする人がいます。まずはこのめちゃめちゃ多い誤解から解いていきましょう。
あなたは「甘いもの=高カロリーで太る」というイメージがありませんか?確かに世の中にある多くの甘いものは「高カロリー」が多いですね。生クリームをたっぷり使ったケーキや、甘い菓子パン、コーヒーショップのクッキーや生クリームがたっぷりはいったドリンクメニュー…これらは揃いも揃って700kcalとか、1,000kcalととんでもなく高カロリーです。そして共通点は「甘い」という点にあります。こういったイメージから「果糖も甘いから高カロリーで太るんだ!」と思ってしまいがちです。そして「同じ甘くて高カロリーのデザートなら、果物より生クリームののったケーキが食べたい!!」という考えなのでしょう。
あいにく、これらはすべてイメージの持つ誤りに過ぎません!高カロリーのデザートはそのほとんどが脂質から来るものです。「高カロリーの脂質をたっぷり含んだ甘いものを食べすぎてしまう→結果的に脂質をとりすぎてしまう」という式がなりたつものと考えます。まあおいしいものを1個、2個と続けて食べてしまう気持ちはよく理解できます(笑)。
果物を太るほど食べるのは「無理」
「同じ甘いものだから果物は太る」というのは大きな大きな間違いです。確かに果物にはカロリーがありますし、果糖も摂り過ぎはNGといわれます。ですが、考えてみて下さい。あなたもご存知の通り、果物の大部分は水分と食物繊維じゃないですか?果糖の摂り過ぎになってしまうほど、果物を食べようと思うと相当な分量を食べなければ「果糖で太る」は実現は出来ません。
それから「果物に含まれる果糖は中性脂肪になる!」と主張をガンガンしているブログやメディアがあります。確かにウソじゃありません。動物実験のデータを使っているデータもあります。ですが、問題はその「分量」です。太るほど果物を食べるというなら総エネルギーの20%を果糖から得る必要がある、というデータがあるのをご存知でしょうか?
一日に必要な熱量は2,000kcal、じゃあ20%とはというと400 kcalです。これを果糖で取るとなるとみかん10個分です。あなたはこれだけの分量の果物を毎日食べ続けることができるでしょうか?無理ですよね?ですので「果物で太る」というのは考えるだけムダだと私は思います。
参考:ネットの情報は間違い!~果物を食べても太ることはありません!
私がチクチクと数字を使って主張をしなくても生ける伝説、中野瑞樹さんを見て頂ければ納得いくのではないでしょうか?あなたは中野さんをご存知でしょうか?6年間半果物だけを食べ続けてフルーツの素晴らしさを啓蒙する、私がリスペクトするお方なのですが、東洋経済の取材によると毎日1-2kg果物を食べているそうです。あなたは中野さんの写真を見て太っているように見えるでしょうか?「果物は太る!」と警鐘を鳴らす人は多くいますが、それなら中野さんの存在をどう見るのかぜひ意見を聞きたいところですね。
参考:6年半フルーツオンリーで生活をする中野さんが証明した果物のスゴさ!
誤解2.果物は高い
その次に多い果物への誤解は「高い」ということです。これよく考えると本当におかしな話だと思うんですよね。
世の中は相対的で成り立っています。「すごい!」というのは誰かと比べてすごいということですし、「簡単!」というというのも何かと比較があって簡単といっているわけです。「果物は値段が高い!」というのは「他の食材と比べると高い!」という意味です。
食べ物を「お腹を満たすための手段」と考えると米やパンは安くて、果物は高いといえるかもしれません。果物で100円で買えるものはせいぜい海外産のバナナくらいなものですが、コンビニに行けば100円でおにぎりや菓子パンを買うことができ、私などはパンを1-2個食べればすぐにお腹が膨れます。一食200-300円じゃないですか。でも私はこれを「安い」と考えないんですよ。
確かにお腹は膨れますが、食事は健康を維持するための「投資」であり、おいしいものを食べてホッと癒される「心の満足」でもありますよね?そう考えるとコンビニおにぎりやパンには添加物や脂質・糖質などが大量に含まれますが、ビタミンや酵素などは不足するので、これらとは別に栄養をとらなければ健康を害してしまいます。人生は健康でなければ病気になって仕事も出来ませんし、人生を幸福に謳歌することはできません。おにぎりやパン中心の生活が本当に「割安」といえますか?
その点、果物は火を通さずに生のまま食べるのでビタミンCや酵素を取り入れることができ、食物繊維やミネラルも豊富で味もおいしいし、お腹も膨れる最強の食材だと思っています。果物を食べて得られるものを考えると高いどころか、こんなに安くて価値のある食材はないと思うんですよね。「果物は値段が高い!」と言う人は健康を害して通院することになってしまったり、1粒100円以上もするサプリを飲んでいたりします。かえって割高になっていると思うのは私だけでしょうか?果物を食べる習慣を作ることで健康を維持できれば医療費もかかりませんし、サプリを飲まなくてもいいと思うわけです。コスパ悪い!と思われがちな果物は私に言わせれば最強コスパ食材!ですね!
誤解3.他に食べるものがある
これはちょっとわかりにくいで解説させて下さい。
果物はそのまま生食する場合と、加工して食べる場合に分かれます。今回の誤解3にあげているのは後者のパターンです。つまり、スムージーや100%ジュース、缶詰やドライフルーツといった形になっているものを食べる、ということです。
生食する果物は長期保存が出来ないため、どうしても加工品に比べて値段が高いように見えてしまいます。例えば100%ジュースなどは1リットルもの果汁100%で100円とか200円で販売されていますよね?これを見ると1個150円とか200円するリンゴの方が割高に見えます。また、フルーツの缶詰も同じ具合で、例えば桃は1個250円とか400円しますが、缶詰だと100円で売られていることがほとんどです!「果物を食べたいなー→生フルーツを食べよう」ではなく「果物を食べたいなー→果物味を選ぼう」という具合なのでしょう。
しかし、これは「果物は高い」という誤解と共通する部分もあるのですが、基本的に加工品のフルーツは生フルーツと比べて栄養素は格段に落ちます。火を通して殺菌処理をするので、ビタミンCや酵素がなくなりますし、砂糖が添加されることも多いですよね。「嗜好品」と割り切るなら何もいいませんが「果物で健康になりたい!でも高いから缶詰やジュースにしよう」というのはおかしな話なんですよね。
それに果物はあくまで果物であって、嗜好品じゃありません!あなたはケチャップをたくさんかけて「あー今日はトマトをよく食べた!」と思うでしょうか?ポテトチップスを食べて「じゃがいも食べたな―」と思うでしょうか?思わないですよね?だってケチャップもポテトチップスも油や塩分がたくさん添加されているので、「嗜好品」だからです。生野菜と加工された野菜はまったく別物、そうですよね?でもなぜか果物については生フルーツが嗜好品だと思う人が多いんですよ。
生フルーツは健康と味に優れた毎日食べるべきヘルシー食と考えて、ぜひ日々食べるようにしてくださいね!!
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