続けると病気になりますよ～オフィスで空腹にお菓子はもうやめにしましょう！

こんにちは！肥後庵の黒坂です。
私が大学卒業後、東京でいくつもの会社で働いてきました。ほとんど残業がない会社もありましたが、スピード感のあるベンチャー企業に入った時は毎日かなり残業をしていました。その頃はまだまだ駆け出しで仕事に慣れていない事もあり、月平均60時間超。平日は22時より前に会社に出ることはなく、月に何回か休日出勤もしてかなりハードに働いていましたね。

毎日、めちゃめちゃ忙しかったものの、仕事でノウハウや経験を積み上げることが出来ていました。また、先輩社員もとても尊敬できる人で、人間関係にも不満はありませんでした。概ね、満足して働いていたのですが…唯一辛かったのは「夕食」でした。

今回の話は会社で頑張って遅くまで働いている多くの人に当てはまる残業食についてお話をしたいと思います！あなたはどうでしょうか？「毎日定時帰りで夕方に家族みんなで食べている」というならなに問題はありません。でも、「いやいや毎日深夜帰宅でオフィスでお菓子をつまんで、帰宅してからもガッツリと食べているよ！」というあなたには赤信号が灯っていますよ！！

忙しいビジネスマンの夕食は3パターンに分かれる

毎日、帰宅が深夜になってしまうハードワーカーの夕食には3パターンのとり方があります。

1. オフィスで夕食の時間を設ける。
2. 帰宅して食べる。
3. 仕事をしながら適当にお菓子をつまむ。

かつての私は1のとりかたをしていて、夕方になると20分ほど離席して休憩室でコンビニ弁当などを食べていました。これがもう本当に辛くて、

執務室を出る
→休憩室へ移動
→冷蔵庫から夕食を取り出す
→電子レンジで温める
→食べる
→片付け
→口を濯ぐ
→執務室へ戻る

という一連の行動を与えられた休憩時間20分以内に済ませなければいけません。この行動の中で唯一時間調節ができる部分があるとすれば「食べる」ですよね？そりゃあもう犬がガツガツかっこむように急いで食べていました。味なんてほとんど分からず、とにかく胃袋に食べ物を詰め込むような食べ方です。でも2や3のパターンよりは健康にはマシだろうと思い、我慢我慢…。でも急いで食べる食事なんて本当に作業的で、夕食の時間が来ると「また急いで食べなきゃいけないのか…」と憂鬱になっていましたね。もちろんこんな食べ方が体にいいわけはなく、いつも罪悪感に苛まれていました。

他の社員を見ているとほとんどが2か3のパターンで「夕食は家に帰ってから食べる」という人と「お菓子で済ませる」という人に分かれていました。2の人たちは「勤務時間中に夕食を食べるのは周囲にはばかられるし、何より時間がもったいない。その分早く帰ってゆっくり食べたい」といった判断のようでした。昼食から次の夕食まで随分時間が空いてしまうはずですが、もうすっかり胃が慣れてしまったんでしょうね。空腹でイライラする様子などは見られません（自分はとても我慢できない…）。まあここまではまだ理解できるんですよ。しかし、問題は「3」の人たちです。毎日、夜になるとカバンからお菓子を取り出したり、オフィスグリコからクッキーやチョコレートをとってきてポリポリ音を立てて食べます。

私は日々、その光景を見て「空きっ腹にそんなに甘いものを詰め込んで…健康は大丈夫なんだろうか？」と心配になっていました。

嗜好品は主食になりえません

ほとんどの人は昼と夜に食事をします。あなたも朝ごはんは食べていなかったとしても昼と夜は必ず食べている、そうですよね？なぜ一日に複数食事をするのか？これは当たり前の話で、栄養やカロリー摂取をしなければエネルギーや栄養が不足してしまい、仕事どころか日常生活に支障をきたしてしまうからです。中には一日一食という人もいるかもしれませんが、それは健康法の一環として本格的に取り組んでいたり、事業者やフリーランスなど生活スタイルをコントロールできる立場の人が多く、普通の人にはあまり当てはまる話ではありません。やっぱり一日2食、3食と複数回食事をしなければ日常生活を送ることが難しくなります。

そんな一日3食の内、1食を担う「夕食」、空きっ腹にいきなり砂糖たっぷりのお菓子や菓子パンを詰め込むというのは健康の面で考えるととんでもないことと言えるのではないでしょうか？もちろん、私はお菓子やパンを全否定しているわけではありません。お菓子はおいしいですし、食べて幸福感が得られるものですから「嗜好品」という位置づけで食後にちょっと食べる、というくらいなら特別悪いこととは思わないんですよ。

しかし、嗜好品はあくまで嗜好品。しっかり栄養を取り、エネルギーを蓄える主食の代わりにはなりえません！食事は栄養とエネルギー補給、それに心の充足のためのものなのに、空腹を紛らわせるために食べるのは問題だと思います。あなたもそう思いませんか？空腹を紛らわせる代償に「健康」を差し出すわけですから。

不健康な残業食、その結果は無慈悲にも健康診断でくだされる

そんなオフィスでの不健康な残業食のツケは、数字で毅然とした事実が突きつけられます。そう、あなたも毎年いっている「健康診断」ですよ。

こちらの過去記事で書いているのですが、私はかつて仕事のストレス解消にやけ食いに近い食べ方をしていました。短時間で高カロリーの夕食をかっこみ、席に戻った後さらに食後のデザートまで毎日毎日食べ続け、とうとう「肥満」のイエローカードの警告が出されてしまいました。健康診断に行く前から「お腹が出て顔が丸くなっているかなあ…でもきっと気のせいだ」と自分を騙し続けていましたが、とうとう逃げられない事実として「あなたは肥満だ」と結果を突きつけられてしまいました。

あなたは「健康診断を受けるのが怖い！結果を見たくない」と思っていませんか？20代前半までは健康診断なんてストレートAしか出なくて当たり前。診断結果の紙を見る前から「はいはい、異常なしでしょ！」と余裕だったと思います。それが30代・40代になってくるとだんだん見るのが怖くなってきます。よしんば何も問題なくストレートAであっても「ホッ、今回もなんとか大丈夫だったか」という安堵感があるのではありませんか？

そんな気持ちでいると日々のオフィスでの残業食は罪悪感こそあれ、健康面でも精神的にもメリットなんてありません。今はまだ悪い結果が出ていなくても、いずれは必ず鉄槌がくだされる日がやってきますよ！私はまだ太るだけで済みましたが、あのまま続けていると思うとゾッとします。

さて、そろそろ読んでいるあなたを怖がらせるのはもう終わりにしましょう。今回の記事では、ということですが（笑）。今後も引き続き、不健康な残業食について耳の痛いお話をしたいと思います。「いやだ！見たくない！！でも現実と戦わなきゃ」と勇気を出せる方は引き続きご覧ください。あ、やっぱり「聞きたくないよ！お菓子の通販サイトで現実逃避だー！！もうどうにでもなーれー！」とお花畑でるんるん鼻歌を歌いたい人も頑張ってきてください（笑）。