こんにちは!肥後庵の黒坂です。
今回私があなたするのは世間でほとんど知られていない真実です。「ネット全盛期の時代にそんなことありえるのか?」とそう思われるかもしれませんね。でもいくら情報化社会の現代でも多くの人が正しく理解していないことというのは意外にたくさんあるもので、今回の話もまさにそれにあたります。
知っている、ということは「選択できる」という力を得ることでもあります。考えてみてください。勉強ってそうじゃありませんか?正しい知識をたくさん得ることで「自分に向いているのはこっちかな?それともあっちかな?」とあなたの好きな道を選ぶことができますよね?つまり、知っているということは人生の選択肢を増やし、より有利により豊かに生きられるということでもあるわけです。
完熟した果物を知らない現代人
さて、そろそろ本題を話しましょうか。私があなたに知っておいてもらいたい知識、それは「完熟した果物は本当においしい」ということです。
「なーんだそれ?どうでもいいよ」と思われてしまったかもしれません。でもそのセリフ、完熟した果物のおいしさを堪能してからでも同じことがいえるでしょうか?完熟した、といっても常温でそのままにして色が変わった果物を完熟、と思っているならそれは間違いです(笑)。そうではなく、枝につけたまま切り取らずにずーっと栄養を溜め込み続け、満タンになったところでチョキンとハサミを入れてすぐに食べる!これが完熟果物を食べるということです。おそらく都会に住んでいるほとんどの人が体験したことがないでしょうし、そもそもこれが完熟果物だという情報もマスコミやメディアから聞くこともほとんどありませんね。このことこそが「完熟果物」が一般に流通していない何よりの理由だと私は思いますね。
えらそうにこんなことをいっている私も昔は知りませんでした(汗)。果物といえば海外輸入品の安いマンゴーやメロンこそがフルーツ、と思っていましたからね(笑)。その後、国産の完熟果物を食べてあまりのおいしさにびっくり仰天!今ではそんなおいしいフルーツギフトをビジネスにしている立場にあるわけですが(笑)。
私達が食べているほとんどが未熟の果物
さて、完熟果物はなぜほとんど世間に知られることがなく、私達は目にすることも口にすることもほとんどないのか、分かるでしょうか?それはズバリ、「社会が外観の美しい果物を求めるから」という理由から来ています。だって完熟果物のおいしさを知らなければ「値段や手間ひまはかかっても構わないからもっといいものが欲しい!」と要求を出せませんからね。だからこそ、冒頭にお話をした通り正しい情報を得て、知識をつけて、求めていかなければ完熟果物のおいしさを知らないで一生を終えることにすらなるわけです。
田舎にいくとやたらとどでかく、ボコボコした形をしたきゅうりやなす、人参を目にして驚くことがありませんか?でもおそるおそる食べてみるとめちゃめちゃ濃厚でびっくりするほどおいしい!でもスーパーへいくとまるで工業製品のようにきちっと全部同じような大きさ、きれいな形をしていますよね。果物なんてその最たるもので色が変わってしまっているものはすぐに「おつとめ品」のシールが貼られてしまい、並んでいるのはどれも見た目がきれいなものばかり。私たちはそんな見た目のきれいで形や色が整っているものを「良い果物」と見ています。
でもね、考えてみてください。スーパーの生鮮食品コーナーに並ぶまでには結構な長旅なんですよ。収穫した後もいくつもの流通経路を経てスーパーのコーナーに並び、売れるまでじっと待たなければいけません。その間に変色したら市場価値は一気に下がってしまいます!ですのでJAや販売店、卸業者は果物を作っている生産者に「未熟な状態で収穫する」という事を求めています。未熟な状態でスーパーへ送り込むことで、きれいな見た目の果物を買う、これが現在を生きる私やあなたが置かれた状態です。未熟な状態で収穫された果物が店頭に置かれ、それを手にとって買っていくスタイルがあまりにも当たり前に定着してしまったため、社会から完熟果物が姿を消してしまうわけです。
本当においしいのは完熟した果物
私はフルーツギフトのビジネスをしているので、一般人と比べて何倍も果物を食べて生活をしています。ですのでたまにスーパーへいってメロンやスイカを食べてびっくりしますね。「うわっめちゃめちゃ固い!」とか「味が薄くて水っぽいなあ」とか思いますね。もう全然違います!未熟と完熟って別の食べ物であると思うくらい違います!
で、ですね。私が言いたいのは「完熟した果物が世の中にはある」ということをあなたに理解してもらいたいわけです。完熟した果物は当店を始めとして産地直送のネットショップを利用すれば買うことができます。しかし、いくつもの流通経路を経由するスーパーで買うことはできません。未熟な果物を安く買うならスーパーへ、完熟で果物のおいしさを最大限引き出したものを買うならネットショップへ。この選択肢をあなたが持つことで「一度しっかり熟した国産マンゴーを食べてみたいな」と思えばネットショップで買えばいいですし、日常的に安く買いたいと思った時はスーパーで買う、という具合に選ぶ事ができればその時の気分や用途に応じてあなたにあった賢い買い物ができますからね。
80年の人生で食べることができる回数は約9万回といわれています。食は人生の幸福度の多くを占める大変重要なものです。その食を充実させ、おいしいものをたくさん選択肢をして持っておくことはあなたの人生をより幸福にしてくれるのではないでしょうか?
参考になれば幸いです。
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