こんにちは!肥後庵の黒坂です。
接待手土産とは、接待をする側が用意するのが普通です。そして接待手土産は後々にまで話題になったり、記憶に残る超重要なポイント!うまくいけばガッツリと厚い信頼を勝ち取ることができる…このことはすでにお話しましたよね!
しかし、一流の経営者は接待する側ではなく、接待される側でも手土産を準備していくという話、あなたはご存知でしょうか?
一流の経営者はなぜ手土産を持参するのか?
接待される側が手土産を準備するというと「え?そんな必要あるの?」と普通は思いますよね。「かえって相手を恐縮させてしまうのでは?」と考えてしまう人もいるかもしれません。
しかし、一流とされる経営者は手土産を準備するんですよ。私はギフトビジネスで起業してから経営コンサルタントを通じて様々な社長と交流する機会に恵まれました。いくつも著書を持ち、テレビや雑誌のインタビューなどで取り上げられるような一流経営者を見ている中で、彼らには「人を喜ばせることでビジネスはうまくいく」というビジネス哲学を持っている点で共通しているということに気づいたのです。
もちろん誰かれ見境なくというわけではありません。忙しいビジネスの合間で人との交流に使える時間は限られています。しかし「これは!」という人に対しては惜しみのない心遣いをするものなんです。私もこれまで何度も「こんな大物の方が私にすごい親切と心遣いをしてくれるなんて!」と思うほどの心遣いを何度もいただいてきました。接待を受ける側であったとしてもわざわざ手土産を用意する理由は「大切な相手に喜んでもらいたい」という一点に尽きるわけです。
手土産を通じた「大切に想っています」というメッセージ
彼らはビジネスで成功していますが「高価な手土産で喜ばせよう」とするわけではありません。そんなことをしてしまっては接待をする側のメンツを潰してしまいますし、かえって恐縮させてしまいますからね。
私が実際に頂いた心遣いとしては飲みの席で帰る時に「これ奥さんへどうぞ!」と妻が喜びそうなお菓子の贈り物をさっと渡してくれたことです。値段は決して高価なものではありませんが、私ではなく、私の妻へ贈り物をくれる気遣いが本当にうれしく感じましたね。帰宅して妻へのプレゼントを渡したところ「こんな素敵な心遣いをしてくれる人とお付き合いしているのね!」と私への評価がアップ!私にあてたものではなく、あえて家族へ手土産を贈ることで結果的に私に「あなたは自分にとって大切な人間だ」というメッセージになったわけです。
ビジネスの本質は相手に先に与えること
多くの人は「くれたらお返しをする」というスタンスであることがほとんどですが、ビジネスの本質は「まず先に相手へ与える」ことです。そうすることで信頼関係を作ることができて、仕事を受けることになります。接待を設定してくれるホストに対して「おもてなしをありがとう」という感謝の気持ちを手土産という形に具現化してお届けする、これこそが一流の経営者の接待手土産術といえるでしょう。参考になれば幸いです。
<参考リンク>
ビジネス接待マナーやメッセージの文例集、喜ばれる贈り物ヒントがたくさんあります。ぜひご参考下さい。
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