こんにちは!肥後庵の黒坂です。
私が常々思っていることの一つに「話し上手は聞き上手とは限らないが、聞き上手はみんな話し上手」というものがあります。人は本質的に「聞きたい!」というよりも「話したい!」という気持ちが上回るものです。「自分の話を聞いて欲しい」、「自分を知ってほしい」というのは誰しもが持つ人の本能ですからね!
聞き上手は「相手を知ろう」という姿勢から
話がめちゃめちゃ上手な人は人の心をつかみ、引きこみ、魅了することの達人です。でも、話すことのスキルや経験が豊富であっても必ずしも聞き上手とは限りません。人の話を聞いているふりをして、相づちを打ちながら自分が何を話すか考えているという人は本当に多いです。
でも聞き上手は違います。理想的な人間関係は「まず、先に相手を理解することが大事」と考える心の余裕があります。「相手を知ろう、理解しよう」と積極的に話を聞こうとします。話の聞き方もただ相づちを打つだけでなく、「それからどうなったの?」「なんでそう思ったの?」など話を深掘りしますね。そして聞き上手な人は相手を理解した上で話を始めるので、相手の心をつかみ、求める物を提供することができるわけです。
ギフトに込められた思いや気持ちに耳を傾けていますか?
ギフトとは贈り物をする人の気持ちや想いを伝えてくれる「代弁者」です。なぜこのギフトを選んだのか?渡すタイミングは?つけられた一筆箋に書かれた意味は?など言葉で表現されていない相手の心にどれだけ耳を傾け、その気持ちを汲み取ることができるかが試されています。相手がギフトに込めた気持ちをしっかりと理解し、「想いが伝わってきたよ!ありがとう!」と感謝の気持ちを返すことができるのが受け取り上手の達人というわけです。
そして受け取ったギフトから見えてくるその人の好みやライフスタイル、ギフト観やメッセージ、センスなどを理解した上で、今度は自分がお返しをする時に贈り物をしてくれた方が喜ぶ物をお返しできる贈り上手になるわけです。
会話もギフトの共通点とは聞き上手は話し上手、受け取り上手は贈り上手だということです。会話は人が気持ちを伝えるもので、ギフトは贈り物が気持ちを伝えるものです。ぜひ、ギフトの受け取り上手を目指すことでコミュニケーションの達人になっていただきたいと思います。
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