こんにちは!肥後庵の黒坂です。
日本は世界に類を見ないギフト大国です。これだけ贈り物をする日にあふれている国は他にありません!元々、日本国内にあった贈り物の日であるお中元や出産祝いなどの他に、母の日やバレンタインデーなど海外のギフト文化も輸入し、独自文化に昇華させるほど!(欧米のバレンタインデーでチョコレートを贈る文化はありません)
なぜ日本がギフト大国になったのか?また、近年ギフトを贈る人の意識が変わってきた背景についてお話をしてみたいと思います!
「横並び意識」が日本をギフト大国にした!?
これはあくまで私の仮説に過ぎません。私の考える日本がギフト大国なった理由、それは日本人の横並び意識によるものと考えています!
戦後の高度経済成長期、日本の家庭はどんどん物が増えていきました。洗濯機、カラーテレビ、冷蔵庫…「隣の家が買ったから次はうちだ!」という具合にみんなトレンドに乗り遅れないよう、ガンガン買い物をしていた時代がありました。この「隣がやっているからうちも」という横並び意識はもちろん、ギフトの文化にも及びます。
結婚や法事法要などの冠婚葬祭も「もらったからうちもお返ししよう」と右へならえ、そして冒頭に述べたバレンタインデーなどの海外ギフト文化も次々と輸入し、とうとうホワイトデーのお返しをする日まで国産してしまいました(ホワイトデーは日本生まれのギフト文化です!)。
このように「他の人がやっているから」「贈り物をもらったからお礼を」という具合に横並び意識によってたくさんのギフト日が生まれて根付き、今や日本は世界まれに見るギフト大国となったと考えています!
「右へならえ」から変わってきたギフトの価値観
最近、私が個人的に感じていることの一つに「ギフトに対しての意識が変わってきたな」というものがあります。「右へならえ」「皆がやるから自分も!」という意識から「皆がやらないことを!」というものに変わってきたのです。
Google検索で「バレンタインデー」と入力すると「チョコレート以外」という候補が出てきますし、「母の日」も「花以外」と出てくるようになりました。それだけみんな横並びから頭一つ出たい!という意識の変化なのでしょう。ギフトは相手に喜んでもらうために贈るもの、「またこれか」とサプライズのない定番ギフトにあふれていたものから「自分らしさ」を表現できるものへと変わっていった意識の変化は歓迎するべきだと私は思います。
ギフト選びの参考になれば幸いです。
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