こんにちは!肥後庵の黒坂です。
お盆といえば家族や親戚が一堂に集まるイベントですよね!私は東京に住んでいますが、お盆の時期には奥さんの実家である熊本県へ里帰りをしています!仕事や結婚で実家を出て生活している人にとっては、数少ない親族との交流の機会です。
しかし、お盆は家族や親戚で楽しく過ごすイベントではありません!遠方からわざわざ時間とお金をかけて集まるにはちゃんとした理由があります。今回はお盆の意味合いを今一度見つめ直してもらうためのお話をしたいと思います!
亡くなった先祖と過ごす時間
お盆のタイミングに親族が一堂に会する理由、それは「亡くなった先祖が実家に帰ってくるので丁重にお迎えし、今を生きる人たちで一緒に時間を過ごす」というものです。これは古くから続いている日本の行事で、全国でその概念は共有しています。
時々「お盆なんて意味がない」「混雑する時期に集まるなんて無意味!」という声がありますが、それはお盆の本質を理解していない考え方です!生きている人の都合はもちろん大事なのですが、お盆は亡くなった先祖をこの世にお迎えして供養するためのもの、という背景があることを忘れてはいけません!「主役は先祖」ということを覚えておきましょう。
地方によって異なるお盆のスタイル
お盆は日本全土で共有する行事ですが、亡くなった先祖をお迎えするスタイルは地方によって実に様々です。まず、知っておいて頂きたいのはお盆の季節が東日本、西日本で大きく異なるということです!
・東日本…8月13日~16日(基本的に8月15日)
・西日本…7月13日~16日(基本的に7月15日)
このように「西と東で1ヶ月違う」ということが起こります!そうなると結婚して遠い地で暮らしている人たちにとって、これは意外な盲点ですよね?関西に住んでいて毎年7月に親戚一同が集まっていたのに、結婚相手が関東の人の場合はそれが1ヶ月遅れるというわけです!
また、お盆のスタイルの違いはタイミングだけではありません!お盆の過ごし方も地域で全然違うんですよ!例えば長野県では派手に花火を上げますし、広島県では供養のために遺影を背負って盆踊りをするのだとか(初めて見たらびっくりしますよね!)。何も知らずにお盆の期間に結婚相手の実家にいって面食らわないよう、事前に「実家ではお盆をどんな風に過ごすの?」と聞いておくことにしましょう!
「知らない」では恥をかくお盆の行事!
古くから続く日本の文化が薄れゆくといわれる現在ですが、仕事や結婚をしていくと付き合いが増えていきます。その時に何も知らず、恥をかくことのないようにここで改めて勉強をしておくのも悪くないでしょう!引続き、別の記事でお盆について詳しく解説していますので併せて読んでおくようにしてくださいね!
<参考リンク>
お盆・お供えのマナーやメッセージの文例集、喜ばれる贈り物ヒントがたくさんあります。ぜひご参考下さい。
<YouTube動画版はこちら>
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