こんにちは!肥後庵の黒坂です。
お供え物には「心遣い」と「品格」が表れます。お供えものをみるだけでその人の「センス」や「心遣い」が分かってしまうものなんです!そういわれるとあなたは驚くでしょうか?お供え物のギフトというと、ほとんどの人が「定番ギフト」を準備します。らくがん(砂糖でできたお菓子)や和菓子、お茶といったもので、どこの家庭にいっても大抵見たことのあるお供え物ばかり。
そんな定番ばかりの儀式的なお供え物がある中で、あえて他の人がしない贈り物をすることとどうなるでしょうか?「さすがこの人はセンスが良いな」という印象を与えることは分かりますよね!特にお盆のお供えは普段なかなか顔を合わせない親戚も目にします。そこで良いお供えギフトを用意できると「おっ!この人はなんか違うな!」と一目置かれる大人の品格になるわけです。
みんなが選ぶのは「日持ちする」お供え物
「お供え物 お菓子」などのキーワードで検索すると「日持ち」というものが出てきます(試しに検索してみてください!)。これはみんなが「日持ちのするお供え物を求めている」ということですよね?なぜかというと「受け取った人が面倒のないように」という気持ちから選ぶのでしょう。
「多くの人が日持ちのする贈り物をしているなら自分も!」という考えではいけませんよ(笑)。みんながやっている王道をあえて外す、という考えを持つことで贈り物をして喜ばれるギフトの達人へ一歩近づくことが出来ます!
日持ちするお供え物は誰のため?
みんなが「日持ちのする贈り物」を選んでいる理由、それは一見すると受け取る相手のことを考えてと思えます。これだけ聞くとそれでいい気がしてきますよね?しかし、ここでお供え物は誰のために用意するものか?という原点に立ち返ってみましょう。すると「この世に帰ってくる故人のため」ということですよね?もちろんこの世に生きている家族への配慮は大切です。しかし、一年に一度のお盆の季節にお供え物をするのはあくまで祖先へのギフト、そう考えると「故人が喜ぶ贈り物」が重要なわけです。
「日持ちのするもので、受け取った家族に面倒のないものであればなんでもいいか?」と問われるとそうではないと思うんですよね。極端な話、スーパーにおいてある缶詰やお菓子ならめちゃめちゃ日持ちがするので面倒はないでしょう。しかし、「面倒がないように」ということが目的になると、それはもう「お供え物の本質から外れてしまう」というのが私の考えです。
故人、家族への心遣いが一番重要
お盆のお供えはこの世に帰ってくる故人と、今を生きる家族に喜ばれるものが一番です。その答えは千差万別ですが、あえて一ついうとなると「新鮮な旬の味覚」などがおすすめです。
旬の味覚をおすすめする大きな理由は2つあります。1つは「他の人が選ばない」というものです。最初にお話をした通り、みんな他の人と同じ贈り物を選ぶので、自分一人が旬の味覚を選ぶことで差をつけられるわけです。それからもう1つは心遣いを伝えることが出来るという点です。
肥後庵のお客様はお供えものにフルーツギフトをお求めになられています。それは故人が好きだった果物であることが多く、スイカやメロン、みかんにフルーツバスケットといったものです。「亡くなったお母さんが好きだったスイカを贈ります」というメッセージをつけられている方などもいて、これは受け取った相手方は本当に喜ぶだろうなあと思います。
肥後庵のフルーツギフトはスーパーにおいてある一般流通の果物ではなく、贈答用の高品質なものを取り扱っています。お盆のお供えに出すフルーツを故人は実際には食べることは出来ません。しかし、故人が好きだった果物で尚且つ贈答用のフルーツギフトを贈り物に選ぶ、という以上に故人と家族に心遣いを伝えるものはないと思うんですよ!お供え物にご注文頂くお客様には私も学ぶところが多く、みなさん本当に素晴らしいメッセージをつけられ、贈り物をされています。
お供え物は「ただ形だけ何かを贈ればいい」というものではありません!受け取った家族、それから故人への想いを伝えられるものにすることで、お供え物をする意義があるというものです。参考になれば幸いです。
<参考リンク>
お盆・お供えのマナーやメッセージの文例集、喜ばれる贈り物ヒントがたくさんあります。ぜひご参考下さい。
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