こんにちは!肥後庵の黒坂です。
さて、突然ですが質問です。あなたは次の漢字をスラスラと読み上げることが出来ますか?
・極早生みかん
・早生みかん
・中手みかん
・晩生みかん
※答えは記事内に書いています!
もしもササッと読むことが出来たならば、あなたは相当なみかん好きだといえるでしょう!もしもあなたが「果物の中でもみかんは特に好き!」なら今回の記事を最後まで読むことによって、これまで以上においしいみかんを堪能できるようになります。ぜひ見ていって下さい!
温州みかんは時期の違いで呼び方が違う!
先ほどお話をした4つのみかんですが、実は元々は同じ品種です!温州(うんしゅう)みかんという品種で、同じ品種でも収穫される時期の違いで呼び方が違うんです!あれ?でもメロンやスイカは年間を通して秋や冬にもおいしく食べられますが、呼び方に違いはありませんよね?なぜ温州みかんはわざわざ出回る時期の違いで名前の呼び方が変わってしまうんでしょうか?
実はそれにはちゃーんと理由があります。それは「同じ品種でも時期が違うと味もかなり違うから」というのがその理由です。そう!実は温州みかんはハウス栽培を含めると年中通じて食べられるんですが、その味は時期によってかなり異なります!違う名前をつけて呼び方を変えるくらい味が違うということなんですね!これは結構驚きではありませんか?
その1.色合いや大きさ等の見た目が違う!
それではいよいよ具体的な違いについてご紹介していきたいと思います!まずは見た目の違いについてお話をしていきましょう!
最初に出まわるのは「極早生(ごくわせ)みかん」です。出始めのものは外皮が完全に濃い緑に染まっているか、薄っすらと黄色が交じっています。時期が進んで「早生(わせ)みかん」になると緑色が消え、綺麗な黄色の外皮の色になります。その後、「中手(なかて)みかん」「晩手(おくて)みかん」に進む度にどんどん「黄色→オレンジ色」が濃くなっていきます。また、大きさは時期が進むほどに小粒になるのが特徴です!
このように時期によって色や大きさといった見た目がかなり異なります!
その2.皮の厚さが違うので食感が違う!
その次の違いとしては外と内の皮の厚さや固さに違いがあります。「皮の厚さなんてどうでもいいんじゃない!?」と思われたでしょうか?でもこの皮の厚さというのは食べた時の食感に直結する要素なので、無視することは出来ません!(特に内袋)
みかんの皮の厚さは
晩手みかん>中手みかん>早生みかん>極早生みかん
という順番になっています。つまり、秋の季節のみかんは外も内も袋が薄く、冬のみかんになるとどんどん分厚くなっていきます!「みかんの内袋の皮は食べづらいから中身だけ食べて捨ててしまう」という人がいますが、そういう人には極早生みかんがおすすめですね!なぜかというと極早生みかんの内袋は食べた時に口に残らないほど薄くて気にならないからです。
でも…実はみかんの内袋や白い筋にはビタミンが豊富で、花粉症や骨粗相症予防にも有効といわれているので私としてはぜひ食べてもらいたいんですけどね!(笑)
その3.甘味と酸味のバランスが違う!
そしてなんといってもこれが最大の違いです。温州みかんは時期が早いほど酸味が多く、進むほど甘みが多くなります。甘い順に並べると次のようになります。
晩生みかん>中手みかん>早生みかん>極早生みかん
でも誤解しないで欲しいのは、極早生みかんは酸味が多めですが甘みもしっかりありますし、逆に晩生みかんは甘みが強いですが、ほんのりと舌先に感じる酸味も残っているということです!どのみかんにも甘みも酸味もあって違いはそのバランスだということです!
いかがでしょうか?同じ温州みかんという品種なのに見た目や甘味と酸味、食感などこれだけ違いが出るわけです。あなたはどのみかんがお好みでしょうか?といっても同じ時期に出そろうことはないので、好みのタイミングを逃すことがないようにしてくださいね!
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