こんにちは!肥後庵の黒坂です。
年々減り続けているといわれるお中元・お歳暮ギフト。あなたもメディアで見聞きしたことはあるかと思います。しかしこれは「毎年必ずお中元やお歳暮を贈る」と答えている人の割合が減っているというもので、「お中元・お歳暮自体が廃れていき、先細りしていつか消えてしまう」というものではありません!いつの時代にも、そしてこれからもお中元やお歳暮という感謝の気持ちを伝える文化は続いて行くことは間違いありません。
参考:こちらの記事も合わせてご覧ください。
お中元・お歳暮離れが叫ばれていますが、なくなることは絶対にありません!
” 習慣”から” サプライズ”へ…進化するお中元・お歳暮ギフト
お中元・お歳暮というのは感謝の気持ちを伝えるものなのですが「習慣で贈るもの」「数少ないご挨拶のため」という印象を持つ人も少なくありません!確かに習慣的にお決まりのギフトを毎年続けて贈る人もいましたよね。
ですが今、そんなお中元・お歳暮は変わりつつあります!習慣的に贈る人が減り、代わりにサプライズをプレゼントしたくて贈る人が増えてきたというデータがあるのです!
きっかけは東日本大震災
2015年11月に日本ギフト大賞事務局が行った「お歳暮に関する意識調査」(20~60代の男女500人対象)によると大変興味深いデータが出てきました!お中元・お歳暮を「薄れ行く文化」という印象を持つ人は少なくありませんが、実は今は2010年と比べるとお歳暮にかける金額は「増額」しているのです!
画像引用:Yomiuri Online「お歳暮という消費、原動力は「いいね!」」
2010年と2015年を比べると何が違うのかというと…そうあの東日本大震災ですよね?あの震災ではたくさんの人の胸に灯った「絆」という言葉が流行となり、「いざという時に頼れる絆を自分は持っているだろうか?」と自問する機会になりました(私も同じです)。それ以降、大切な人にはきちんと絆の関係を持つために贈り物をしたり、SNSでコミュニケーションを密に取るという行動が見られるようになったというのです!
「2015年でお歳暮の予算が増えている」というデータからどんな事実が浮かび上がってくるでしょうか?それは絆で結ばれた人間関係に対して「良いものを贈りたい!」「感謝の心を伝えたい!」という気持ちの表れです。従来のように習慣的に贈る、という意識から「喜んでもらえるものを」「サプライズのあるものを」というものへと変わってきているわけです!
進化するお中元・お歳暮事情
昔と異なり、お中元・お歳暮もどんどんそのあり方や手段が変わりつつあります。
「無難に使ってもらえるもの」「習慣的に贈るもの」という従来の考えは別の角度から見ると「自分が相手から礼儀がなっていないと見られたくない」という自分本意な考えもあると思いませんか?しかし今は、そしてこれからは「相手に喜んでもらいたい」「自分の気持ちを伝えたい」というギフトの本質に立ち返る人が増えているように思いますね!相手に喜んでもらえるものといえば知名度の低い地方の名産や、普段見かけないプレミアムな品質のこだわりの逸品などを求めて「サプライズ」を提供したいと思う人が増えているということです。これはギフトを教える私の立場からしてもとてもよい傾向だとうれしく思っています。ギフトを通じて幸せの輪が広がっていくのを感じますね!
あなた自身がギフト上手になり、心を伝えて相手に喜ばれる贈り物ができるようになることで新しいお中元・お歳暮ギフトで贈り物をするあなたも相手も幸せになれるといいですね!
<参考リンク>
ビジネスお歳暮マナーやメッセージの文例集、喜ばれる贈り物ヒントがたくさんあります。ぜひご参考下さい。
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