こんにちは!肥後庵の黒坂です。
年末年始は接待や忘年会、新年会と怒涛の飲みシーズンとなります。そんな時に社内で必ず出て来るのが「あいつやらかしたらしいぞ」という失敗談。忘年会、新年会は社内だけで収まるのでまだマシですが、大切な取引先も関わる接待などでやらかすと社内評価に思いっきり影響してしまいます。失態でいい感じにまとまりつつあった商談が流れてしまったら「ごめんなさい!」では終わらない事になります。
昔から「賢者は歴史から学ぶ」という言葉があります。飲み会の失敗も同じです。過去に涙を飲んだ先人の失敗を参考にすることで、あなたが失敗することを回避してください!今回は先人がやらかした数々の失敗事例を取り上げて解説していきます。
大切な席ではお酒の分量を控えていますか?
これは私の勤めていた会社でも起こりました。普段は静かに淡々と仕事をしていた担当者が酒の席で上司にケンカをふっかけるというものでしたね。仕事が速く、ミスがなくて人で社内ではかなり信用を得ていたのですが、飲みはじめるとスイッチが入ってしまいました…。ビールを2-3杯飲んだタイミングで上司の元へ行き「おい!飲んでるか!!」といきなりタメ口で肩を叩きます。その時のシーン…と静まり返った周囲の反応と緊張感は忘れられません。その後はあれこれ日頃の不満をぶっちゃけ、いわれている上司も周囲の部下の手前ブチ切れる事もできず必死にいらいらを抑えているのが分かるのでハラハラして見ていました。その後、彼は翌日会議室に呼ばれ、なかなか帰って来ませんでした(相当叱られたのだと思います)。その方は過去にもお酒のトラブルを起こしており、気の毒ではありましたが飲むと抑えられなくなる人でしたね。
私からいえるアドバイス、それは取引先との接待や社内の飲み会でも重役が参加する席では「お酒はできるだけ分量を抑えて」ということです。もちろん一口もつけないのは相手に気を使わせてしまうので、オーダーした一杯をチビチビ頂いてお酒で勢いがつかないようにしてくださいね!ですが相手によっては「飲んでいるか!?」と飲ませるのが好きな人もいます。そんな時に素晴らしい切り抜け方が下記の記事で紹介されていますのでこちらもあわせて見ておいて下さい。しかし、ウーロンハイを1杯頼んで、その後はウーロン茶に切り替えるなんてすごいアイデアですね(笑)。私には思いつきませんでした!
お酒で身を滅ぼす人は数知れず。くれぐれもあなたがそうならないようにしてくださいね。
そのようなとき、私は基本ベースをウーロンハイにしていました。フレンチもイタリアンも和食のときも同じです。
最初の一杯をウーロンハイにし、時間をかけてゆっくり飲みむのです。
やがて、上司と客人ができあがってきたらしめたもの。ドリンクを下げてウーロン茶に変更します。色は同じですから、ウーロンハイを飲んでいるように見えるわけです。
「おぅ、お前も飲んでいるか?」と聞かれたら、「飲んでおります。ウーロンハイをいただいております」と答えれば、雰囲気を壊すこともありません。
過剰な気遣いをしていませんか?
相手のコップがからになるやいなや「おかわりいかがですか?」と聞き、焼肉店にいくと全員のお肉を代わりに焼く係に徹する。一見すごく気遣いをしている人のようですが、実はそう受け取ってはもらえません。すいません、一生懸命頑張っている人の中には耳の痛い本音トークで話しますが、実は過剰な気遣いは「飲みの席を無難にやり過ごそうとしている人」と見られてしまうんですよね。これは特に重要なビジネス案件の絡んだ接待など、数多く経験してきた重役ほどすぐに見抜いてしまいます。新人の頃というのは相手のために動いてナンボ!という体育会系に長く身をおいた人ほどそうなのですが、せっせと動いて
「私は肉を焼くのに忙しいから」
「コップをからにしないように見張っているから」
ということを免罪符に周囲との話に参加しない理由を作っているように見えるわけです。別の言い方をするととにかく無難に切り抜ける事が最優先になっている心のバリアを張っているということです。その様子が周囲に伝わってしまうけど、本人は頑張って動いているからそれも指摘できない…という微妙な空気を作り出してしまうわけです。
特に接待の席だとそのようになる人がとても多いように思えます。上司も席にいますし、相手は大切な取引先、緊張するのもよく理解できます。でもですね、お酒の席というのは社内では出てこないリラックスした気持ちで楽しく時間を過ごすためのものですので、気遣いのし過ぎには気をつけましょう!
お皿を片付けるテーブルクリーン出来ていますか?
テーブルに運ばれて来た料理は次々とカラになっていきますが何もせずに放置していませんか?相手の話を聞きつつ、さり気なくテーブルクリーンに努めてお皿を片付けていく…。これがスマートにできる事が求められます。これは特に若手の社員に課せられた業務のようなものです。
テーブルクリーンは年配社員や上司、接待を受ける取引先がすることはありません。ですので若手がやらなければテーブルの上は空のお皿で一杯になります。それを見た上司や取引先は「テーブルクリーンは若手の仕事なのになぜ彼は動いていないんだ!」と内心イライラし始めるでしょう。お酒を注いでいるのに「君は気が利かないな」といわれた経験がある方はテーブルクリーンができていない可能性を見直して下さい。ここは結構見落としがちなのでぜひ抑えておきましょう。
相手の話題を奪い取る「話題泥棒」やっていませんか?
話が盛り上がってくると相手の話題をかっさらって自分が話し始めてしまう事があります。
「この前ゴルフでベストスコアを出して…」
「あー、自分もゴルフやるんですよ!ホールインワンが…」
といつの間にか自分がゴルフの話をしてしまっている、なんてことをやってしまっていませんか?お酒の席ですから話題を取られた側もそれを咎める事はありませんが、大抵の場合は内心「この人は傾聴の姿勢がない」という烙印を押している可能性があります。若手社員ならまだ許されますが、30代、40代でそれをやってしまうと「コミュニケーション能力の低い人」認定をされてしまいますので、相手の話題は最後までしっかりと聞きましょう!相手が話していたはずなのに、いつのまにか自分が話をしているという経験を持つ人は特に意識してくださいね!特に取引先が主役となる接待の場でこれをやると後で上司からたっぷり叱られる上に社内評価はかなり下がると考えた方が良いでしょう。
いかがでしょうか?どれも意識するかしないか?知っているかどうか?というレベルのものばかりで、大手企業の秘書のような振る舞いを求められているわけではありません。ですので飲みの席へ行く前に目を通しておいてくださいね!
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