こんにちは!肥後庵の黒坂です。
私が子供の頃、いちごを食べる時は必ず「砂糖と牛乳」もしくは「練乳ミルク」をかけて食べていました。それがもうおいしくておいしくて…「食べ過ぎはダメよ!」と親に叱られるも「いちごは果物で健康にいいから大丈夫!」と言い訳をしながらガツガツ食べていた時のことを今でもハッキリと覚えています(笑)。あなたにも記憶がありませんか?いちごに練乳ミルクをかけ「甘くておいしい!」といいながら食べていた時のことを。
そんないちごと練乳ミルクですが、最近は見かけることが少なくなりましたね。コンビニなどでは「いちご練乳パフェ」という商品もあるのですが、自宅でいちごを食べる時は何もつけずにそのまま頂くことがほとんどではありませんか?
ミニストップの練乳いちごパフェ。たっぷりいちごがたまりません
写真引用元:ミニストップ 練乳いちごパフェ
今回はそんな懐かしきいちごと練乳ミルクについてお話をしてみましょう!
背景にあるのは「いちごの品種改良」
昔のいちごは今のように味が濃厚で甘みが強いものではありませんでした。酸味が強く、小粒で中には水っぽくて味が薄い果物、それがダナーいちごという昔のいちごでした。昭和の日本経済成長とともに大衆に出回るようになり、いちごに牛乳をかけて食べる「いちごミルク」が流行ったこともあって日本人の食卓にいちごがのぼるようになりました。
月日が流れ、近年になってから品種改良や栽培技術の向上でいちごが大粒化し、強い甘みが出るいちごが主流になりました。子供の頃にいちごに練乳ミルクをたっぷりかけて食べることが好きだった私ですが、今ではもういちごはそのまま食べるスタイルが定着しましたね。昔食べていたあの頃のいちごは練乳ミルクや牛乳と砂糖をかけないととても食べられないと思える酸味と水っぽさでしたが、今のいちごは何もかけずにそのままお口に放り込むだけで十分すぎるほど強い甘みで大満足できるようになりました。
いちごに練乳ミルクをかけるのが当たり前だった時代を変えたのは品種改良や栽培技術の向上というわけです。
乳製品に抜群の相性を誇るいちご
そもそもいちごという果物は乳製品と抜群の相性を誇ります。
牛乳をかけたいちごミルク
いちごショートケーキ
練乳ミルクいちご
どれも誰もが一度は口にしたことのある「乳製品+いちご」という組み合わせ、これほどまでに乳製品をセットで食べる果物はいちごを除いて他に存在しないでしょう。いちごに含まれる程よい酸味が乳製品と一緒に食べることでまろやかになる、ということも理由にありそうですね。しかし、最近のいちごは単品でも十分に甘みがあり、私などは何もつけずにそのまま頂くのが一番贅沢な食べ方だと思っているくらいです。
いちごと脂質を一緒に取ると栄養の吸収率アップするらしいけれど…
写真引用元:すごい/尾てい骨/ブログ イチゴを食べるときは練乳か牛乳をかけないと損!
2016年3月8日放送の「中居正広のミになる図書館」の「知らなきゃ良かった」でいちごと練乳ミルクについて興味深い話が取り上げられていました。
番組の中ではいちごに含まれるポリフェノールは脂質(つまり練乳ミルクや牛乳)と一緒に頂くことで体内吸収率が2-3倍になる、というラット実験結果があるそうです(同時摂取でなければならず、いちごと牛乳を別々に頂くのではダメらしいです)。
番組の反響は大きく、全国の健康に関心が強いブロガーや果物好きに衝撃が走りました。
「いちごと練乳ミルクは邪道、といっていた人たちに反撃できる!」
「いちご単体で食べるのは無意味」
というコメントであふれていました。
やっぱりいちごは何もつけずに食べませんか?
しかし、私の意見としては「やっぱりいちごは何もつけずにそのまま」をオススメしたいと思いますね!
いちごの栄養の吸収率がアップする、というのは医師の研究データによるものなので間違いないのかもしれません。ですが、「牛乳はホルモンを乱す」「骨粗相症を引き起こす」といった研究データもありますし、砂糖や練乳は血糖値をあげるので「健康食品」とはいえません。日本人が牛乳を飲むようになったのは戦後といわれており、まだまだ歴史が浅いのでハッキリしたことは分からないと思うんですよね。
ですが少なくとも今のところいちごを食べて「健康を害する」という話はありませんし、今のいちごはそのまま食べておいしく食べられるように作られています!もちろん肥後庵で取り扱っているいちごはそのままでもほっぺたが落ちるほど濃厚果汁であま~い糖度がぎっしり詰まっています!
おいしい食べ方はもちろん人それぞれですが、私としてはぜひ何もつけないいちごそのままの味を楽しんでいただけるとうれしいなあ、と思います!参考になれば幸いです。
<参考リンク>
朝摘みいちごの栽培法へのこだわり、特徴などの情報が満載です。ぜひご参考下さい。
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