世界一でかくて、(多分)日本一すごい柑橘果物、晩白柚(ばんぺいゆ)

こんにちは!肥後庵の黒坂です。
柑橘果物が大好き!な人って結構多いですよね!私の周囲にも何人か柑橘大好き人間がいまして「みかん、デコポン、スイートスプリング、レモン、オレンジ、なんでも食べるよ!!スイカやメロン以上に好き!」といってしまう程です。そしてそういう人たちは柑橘果物のおいしさの真髄を心底理解しています。「柑橘果物は甘さだけではなく、食べた時に甘さの後からじんわり薄く感じる酸味や、舌先にぴりっと感じる苦味も大好き!」と甘みの他に酸味や苦味でさえも的確に感じ取ります。舌先の味覚レベル高いなあ、と感心してしまいますね!

もちろん、私自身もフルーツギフトをビジネスにしているくらいですから柑橘果物は一般人の何倍も食べています。そのおかげか本当にびっくりするくらい体が丈夫になりましたね!

さて、そんな柑橘果物を愛してやまない人たちでもなかなかお目にかかれないものが熊本県にあります。それは何かというと「晩白柚(ばんぺいゆ)」という世界で一番大きな柑橘果物です。私、いま言い切ってしまいました、「世界一大きい」と。これは嘘や誇張表現ではなく、あのギネスブックに登録されている本当の話です。そう、実は晩白柚は世界で一番大きな柑橘果物!でもそれなのに知名度でいえばそれほどでもありません。そんな知名度がなく、熊本県の片隅でひっそりと輝いている晩白柚さんを、私が腕まくりをして頑張って魅力たっぷりの晩白柚をご紹介したいと思います!

正真正銘、ギネスに堂々と登録されている晩白柚!
写真引用元:銀座熊本館

 

晩白柚は日本で(ほぼ)熊本県でしか栽培されていません

今は栽培技術が向上したことで色んなフルーツが色んな場所で収穫されるようになりました。メロンとか、みかん、いちごやぶどうはもうあちこちで果物狩りやら産地直送フルーツとして有名ですよね!

ところがそんなテクノロジーの発達した現代でもこの晩白柚は日本広しといえども(ほぼ)熊本県のみで栽培されている非常に珍しい柑橘果物です。わざわざ「ほぼ」と書いた事に気づいたあなたはさすがの洞察力です。おそらく学生時代、国語は得意教科だったでしょう?この「ほぼ」という意味合いは晩白柚の生産量が熊本県だけで全国の96%を占めているという事に立脚しています。「熊本県限定フルーツ」といって差し支えない果物といえますね。熊本県は年間を通して甘さと濃厚果汁のつまったみかんが取れ、柑橘の王様デコポンまで取れますが、それらの柑橘果物を抑えて「いやいや、一番おいしいのは晩白柚だよ!」と熱い熱いファンもいるくらいです。…でも残念ながら全国区にはあまり知名度がないかわいそうな奴なんです(本当においしいのに!)。気になる味等は次の記事でたっぷりご紹介していきます!

 

栽培が難しい晩白柚

 

あなたがすでに晩白柚を食べたことがあって「うんうん!分かる分かる!!」とめちゃめちゃ共感している人でしょうか?いや、おそらくは「食べたことがないけど、なんだか興味が惹きつけられてきたぞ~」と思いながらこれを読んで頂いている人だと思います。そしてこの記事を読みながらこんな疑問を感じ始めていませんか?それは「なんでそんなにおいしいのに熊本県でしか栽培されていないの?」と。もしかしたら「味が良ければ需要に応えるために全国で作っているのでは?そうでないということは本当においしいのか怪しい~?」と疑問を持ち始めた方もいるかもしれませんね。大丈夫、今から私がその疑問と誤解を解きにかかりますから。残りの文量もあと少しもうちょいお付き合いください。

さて、果物の栽培は「味を度外視すれば」どこでも作ることができます。多分高級マスクメロンもうちのベランダで作れますよ!…作るだけなら。大事なのは誰が作るか?やっぱりこれです。生産者の腕前や栽培の環境でその出来栄えはまったく変わってきます。おいしい果物がその土地でしか栽培できない理由を具体的にあげていくと

・昼夜の寒暖の差
・土壌環境
・栽培に使う水質
・生産者の技術

こうした要素が盛りだくさんです。おいしい実をつける条件を満たさないと品質の高い果物に育だたないため、おいしい晩白柚が作れるのは「熊本県・八代」という特定の地域だけなんですよね。

特に!晩白柚は人工授粉の手間や日当たり等の自然環境などの環境がよく、手間や知識、技術が問われる栽培が難しいことで知られています。無事に収穫した後も酸味を抜くなどおいしく食べられるための手間暇がかかり、その腕を持った生産者の数もかなり限られているというのもその理由です。

果物の生産者といっても職人さんみたいな高い技術力を持った人たちです。誰もが知っている超高級車のロールスロイスの車体にコーチライン(横の線)を引くのは元看板職人で、ロールスロイスにコーチラインを引くのは社内でその人だけだという話で、機械化できずに職人の力を借りています。晩白柚という果物もその土地でその人達の職人級のワザをもって育てている、という理由こそが晩白柚がとっておおいしい素晴らしい出来栄えなのに全国区ではなく、(ほぼ)熊本県だけでひっそりと生産されているというなんです!

一台3,000万円を超えるロールスロイスのコーチライン、3時間かけて5メートル書くというからスゴイです!
写真引用元:レスポンス 「ロールスロイスのコーチラインを描くのは元看板職人」

いかがでしょうか?晩白柚は栽培が難しく、知名度が低いものの地元熊本では本当に多くのファンに支えられている果物なんです。参考になれば幸いです。

<参考リンク>

晩白柚の栽培法へのこだわり、特徴などの情報が満載です。ぜひご参考下さい。

<PC>肥後庵公式サイト 晩白柚特集ページ

<スマホ>肥後庵公式サイト 晩白柚特集ページ


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ABOUTこの記事をかいた人

高級果物ギフト「 水菓子 肥後庵」代表

フルーツギフト・贈り物の高級果物専門店「肥後庵」の通販サイトを創業。日々のビジネスの中で培ったギフトノウハウやマナー、心遣いなどを発信しています!一般常識やしきたりにとらわれない「本当に心から喜ばれるギフト」の真理に挑戦しています!

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