こんにちは!肥後庵の黒坂です。
オレンジといえば海外からの輸入、というイメージがありますよね。そのイメージ通り、オレンジはその9割を海外からの輸入に頼っています。また、その海外輸入の7割を占めるのがアメリカ産のオレンジ!スーパーで並んで日常的に食べるオレンジのほとんどがアメリカ産ということになりますね。
オレンジといえば私が今でもとっても色濃く記憶している事があって、それは小学校の時の教科書に載っていた輸入オレンジに防カビ剤を振りまいている写真です。シャワーのようにドバドバと防カビ剤をかけている様子が結構ショッキングだったのを覚えています。それ以降オレンジを食べるのに抵抗感を覚えてしまいました…。
そんなオレンジにですが実は「国産もの」がある、というとあなたは驚くでしょうか。今回は純国産の大変珍しいオレンジについてお話をしてみたいと思います。
3種類あるオレンジ
オレンジ、と一口に言っても実はいくつも種類があって日本人である私やあなたの口に入るのはほとんどが「ネーブルオレンジ」「ブラッドオレンジ」「バレンシアオレンジ」のどれかです。味や見た目、食べ方の違いを一覧にしてみました。
ネーブルオレンジ | 果汁の劣化が早く苦味が出る。加熱すると味が落ちるので加工せずに皮をむいてそのまま生食するのがおすすめ。甘みが強く、酸味は控えめ。 |
ブラッドオレンジ | 直訳すると「血のオレンジ」。ブルーベリーで有名なアントシアニン色素が含まれているので紫がかった色をしている。そのままでもジュースやジャムでもおいしい。 |
バレンシアオレンジ | 果汁を絞って加熱しても味が安定しており、劣化も遅いのでジュースになっていることが多い。酸味は強め。 |
このように同じオレンジといっても特徴や食べ方は全然違ってきます。ちなみにこの3種類のオレンジは数は大変少ないですが日本国内でも生産されています!国産であれば大型船便で日数をかけて航海をする必要がなく、過剰な農薬シャワーを浴びていないので安心ですね!
国内産のオレンジは産地直送で買う
国産のオレンジは流通量が圧倒的に少ないので、食べてみたいと思ったら産地直送のネット通販を通じて購入するしかありません。百貨店などでも「国産のオレンジ取り扱っています!」と書いてあっても、見てみるとジャムやドライフルーツになっていることがほとんどで、生食できるものは置いてあることはほとんどありません。「国産のオレンジを食べてみたい!」と思ってもすぐにお店に出かけて食べることが出来ないのがちょっと歯がゆいものですね!
おいしく生食できるのは冬から春にかけて
オレンジは暖かい時期をバレンシアオレンジが、寒い時期をネーブルオレンジが出回るので、年中手に入れることが出来ます。
ただし、生食を体験するならやっぱりネーブルオレンジが絶対におすすめです!というのもバレンシアオレンジは酸味が強めで「柑橘は酸っぱいほうが好き!」という人は問題ないですが、苦手な人にはちょっと食べづらいかもしれません。バレンシアオレンジは絞っった果汁の劣化が遅く、加熱しても味が落ちにくいのでジュースやジャムなどの加工に向いています。その反面、ネーブルオレンジは断然生食に向き!甘みが強く、酸味は控えめで濃厚な果汁がグッ!と迫ってくる感覚を楽しむことができます。おいしく果物を頂くならその皮をむいた時に鼻に迫るシトラスの香り、適度な酸味を感じながら濃厚なオレンジを楽しむ生食がおすすめです。
生食するならネーブルオレンジ!ネーブルは寒い時期に収穫されるので、国産オレンジを楽しむなら冬から春の季節にネット通販を通じて買って食べて頂く事になります!年中食べられないのは便利ではないように思えますが、でも旬の一番おいしく、栄養も充実しているタイミングで頂くということこそが最高の贅沢だと私は思いますね!私も毎年寒い季節になって国産ネーブルオレンジを頂く時は「ああ、やっぱりこの季節はネーブルオレンジが最高においしい!」と猫のように目を細めながらパクパクと頂いています(笑)。
いかがでしょうか?国産のオレンジは3種類あり、それぞれ味や食べ方が全然違ってきます。オレンジ好きの方も、そうでない方も一度国産の純100%オレンジに挑戦してみてはいかがでしょうか?
<参考リンク>
国産ネーブルオレンジの栽培法へのこだわり、特徴などの情報が満載です。ぜひご参考下さい。
コメントを残す