こんにちは!肥後庵の黒坂です。
少し前にとても珍しい体験をしました。台湾にある旅行会社の方から当店、肥後庵の熊本県産のいちごをたくさんご注文頂いたのです!
海外に住んでいる日本人から、日本にいる方へのギフトにご注文頂くのはよくあることですが、海外に住んでいる外国人が、日本に旅行中の外国人へご注文頂いたというのは今回が初めてです。せっかくなので、外国人が日本の食を楽しむことについてお話をしたいと思います!
日本に旅行中の台湾の観光客へ
今回は台湾にある旅行代理店さまから日本に旅行中の台湾人観光客へ、「日本の果物は本当においしいですよ」ということで当店のいちごをご注文頂きました。
「あれ?旅行中の人はどうやって受け取るの?」と思われたかもしれませんが、今回は彼らが宿泊するホテルに届くように発送しました。日本の旅行を満喫して最終日にホッと一息ついているタイミングで届いた当店のいちごが登場し、思わずその場で歓声があがったそうです。そしておそるおそる食べてみたいちごに「びっくりするくらいおいしい!」との感想を頂けたとのことで本当に嬉しく思っています。
でも日本人がおいしいと思うものが常に外国人に受けるとは限らない…
外国人に日本の素晴らしさを伝えたい!と思っている人はたくさんいますよね(私もその一人です)。観光やアニメや漫画などのサブカルチャーは好みの違いなどもありますが、食べ物は分かりやすく日本の良さを伝えることができるのではないでしょうか?
私は昔、大学時代に仲良くなった外国人が来日してくれた時に彼らと食べ歩きをしたことがあります。たこ焼きや居酒屋、ラーメン屋などは本当に喜んでくれて「自分たちの国にも和食居酒屋を作るべき!!」と興奮気味に語っているのをみて私もすごく嬉しく思いましたね。
食後のデザートに連れて行った抹茶パフェが食べられるカフェでのことです。私はこのカフェにすごく自信を持っていました。パフェの値段は1,000円以上するのでなかなかの金額ですが、本当においしいので絶対に喜んでもらえるに違いない!と考えていました。その結果は…残念ながらNGの声が何人かから出てしまいました(笑)。抹茶パフェにかぶりついた一人が「なんかこれ…歯医者で歯に塗られる薬品みたいな味がするね」といって半分以上残してしまいました(笑)。全部食べ終えた人もいたのですが、日本人なら全員が「おいしいね!」と笑顔を見せてくれそうな質の高い抹茶パフェだっただけに「そっかー、口に合わない人もいるんだなー」と思いましたね。その後は「なんでお茶をパフェにしてしまうの?」と聞かれて私は答えに窮してしまいました。
外国人に日本の果物を食べてみてもらって下さい!
日本人で抹茶が嫌いな人は見たことがないのですが、外国人からすると結構ハードルが高かったかな?と今冷静に考えてみたらそう思います。
でも今回の果物、いちごは大丈夫みたいですね。団体のツアー客でしたが、参加した台湾人の方はみんな喜んでくれたとうれしいお声を頂けました!「日本の果物はこんなにもおいしいのか!?」と喜んでもらえた事に私もとっても嬉しい気持ちでいっぱいになりました。
旅行代理店の担当者さん、日本の果物は外国人にオオウケですよ!
今回の体験を経て、日本に旅行へ来る観光客へ高級フルーツを食べてもらうのは、旅の思い出に残るプランになるのでは?と思いました。
各国によって果物捉え方、位置づけは意外と違うものです。例えば日本でぶどうといえば「サッと洗ってそのまま食べるもの」というイメージですが、フランスでぶどうといえば「ワインの原料になるもの」という印象のようです。また、日本人にとって果物は「割高な食材で、贅沢品」みたいに考えている人もいますが、アメリカやヨーロッパでは「日常的に手軽に食べるもの」という考えです。
だからこそ、余計に驚きがあると思うんですよ。「日本の果物ってオレらの国のとちょっと違うぞ!」という具合に。思い出深いサプライズをプレゼントすることにできるんじゃないかと思います。「外国人に喜ばれるネタ無いかな~」と頭を悩ませているツアー会社の方こそ、日本の果物体験はいかがでしょうか?
<参考リンク>
朝摘みいちごの栽培法へのこだわり、特徴などの情報が満載です。ぜひご参考下さい。
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