「農業=6K職」はもう古い!週休5日年収2,000万で悠々自適に生きる話

こんにちは!肥後庵の黒坂です。
前回の記事では「農業は3Kならぬ、6Kのネガティブイメージのつきまというのはなぜか?」というお話をしました。

なぜ農業には「貧乏・きつい・汚い」といった超ネガティブイメージがあるのか?

これまで農業は「6Kの職業」と呼ばれており、次のようにコテンパンに言われてきました。

農業の6K=きつい、危険、きたない & 臭い、かっこ悪い、結婚できない

これを見ると

「やっぱり農業は最悪だな。これから日本は人口減少していくし、もう野菜や果物は海外からの輸入に頼る方がいいのでは?」

とあなたも感じてしまったかもしれませんね。でもでもそんなことはありません!今回の記事を最後まで読んで頂ければ、あなたの持っている農業へのネガティブなイメージは、台風の日の雨傘のように遥か彼方へ吹き飛ばされることでしょう!ぶっちゃけ、農業ビジネスはマジで素晴らしいと思っています。

私は思いつきでそのように適当に言っているわけではありません。私自身も、昔は東京の外資系で外国人社員や外部コンサルタントとチームを組んでバリバリ働いていましたが、今では脱サラをして農業ビジネスに携わっています!そう、農業に人生をかけているんですよ私は。

そんな夢に溢れた今後の農業ビジネスは「新3K」と呼ばれています!同じ「K」がついてもその意味合いが全然違ったものになります。

農業の新3K=カッコイイ、感動、稼げる

というものです。おぉー!6Kのダメなポイントを一気にひっくり返して、あこがれの職業っぽい雰囲気が漂っていますね!んで気になるのが一番最後の「稼げる」という点じゃないですか?

職業に対して自己実現や、人からよく思われたいという気持ちで選ぶより、収入や安定を求めて選ぶ人が圧倒的に多いかと思います。そう、職業はやっぱり「収入」が重要なわけです。6Kでは「稼げない」といっておきながら、新3Kでは「稼げる」といっていますよね??どういうこと!?という疑問が湧いたところで内容を見ていきましょう!

 

「農業=稼げない」という誤解

「農業=稼げない」と思っている人はとても多いと思います。

農業経営統計調査によると、農業の粗利はざっくり50%くらいと言われています。この粗利が大きいか低いかはさておき、原価のほとんどかからないコンサルティングや金融、ITなどと比べると、「たくさん働いて売っても手元に残るのは少ない利益」というイメージがあるでしょう。実際、農家の家庭でいつも家計は火の車…という話はよく聞きます。

ですが、企業経営的に取り組むことで、実は農業はものすごくチャンスに溢れたビジネスと考えています!下記の記事を見てください。これは6月8日にYahooニュースに掲載されていた脱サラ農業で成功した実例です。

ブルーベリーファームおかざき」という観光農園を立ち上げてから10年経った今、私の年収は下がるどころか2千万円にまでアップしています。それだけでなく、昼も夜も働きづめだった管理職時代からはとても考えられないことに、農園をオープンするのは1年のうちたった60日あまり、それ以外のシーズンはほぼ週休5日という悠々自適な暮らしを実現しているのです。

引用元:Yahooニュース 脱サラ農業起業で年収2千万、週休5日は実現可能か? — 畔柳 茂樹

どうですか?年収2,000万円、週休5日制でどんなホワイト企業もこれ以上真っ白になれないくらいのホワイトっぷりです!生産者は確かに大変です。しかし、農業経営側に立つことで文字通り「悠々自適な生活」を確立することが出来ます!

今回はブルーベリーファームで起業した話を取り上げていきたいと思います!!

 

元大企業サラリーマンからの脱サラ農業

ブルーベリーファームおかざきさんの創業者・畔柳さんは、元々デンソーの管理職だったそうです。サラリーマン時代の年収は1,000万円のバリキャリなお方で、農業は門外漢だったといいます。私と同じで農業は「食べる専門」だったのでしょう。会社員時代はプライベートな時間もなく、毎日陰鬱に過ごしていたといいます。ですが一発奮起して農業の世界へ飛び込んで起業!いやあ、これは並大抵の気持ちではなかったでしょうね。

私も会社やポジションは異なりますが東京の外資系を辞め、高級フルーツギフトビジネスに飛び込んだのでこの挑戦にはとても共感できる部分があります。

 

経営者側に立つ農業ビジネス

ブルーベリーファームおかざきは正社員は畔柳さん一人で、後は10名ほどのパートだけでやりくりされているとのことです。

「正社員一名ってすき家のワンオペかよ!?忙しくてヤバイんじゃないの!?」

と思われたでしょう?でもこれで週休5日で年収2,000万円です。これは尋常ではありませんよね?農業以外のビジネスで、これだけの労働日数でこれだけの収入を稼ぎ出せる可能性を秘めたビジネスはそう多くないと思いませんか?アフィリエイトなどのネットビジネスをやれば不可能ではないと思います。しかし、アフィリエイトのように「資本やリスクゼロで始められるビジネス」には多くのライバルがひしめき合っており、またトップの人たちが荒稼ぎをして後はほとんどの人が勝てない「一強皆弱」の世界です。

ですが、そこへいくとブルーベリーファームおかざきは完全に違います。農業未経験で脱サラをして週休5日で年収2,000万円です(しつこい)。あなたもこれを見て

「まじかよ!?もしかして農業やれば自分にもワンちゃんあるか!?」

と思われたかもしれません。もちろん、私は軽々しく

「農業ビジネスで成功するのは誰でもできます!年金暮らしのおばあちゃんでも年収5,000万!」

などとよく聞く情報商材販売者のセリフはいえません。畔柳さんがうまくいったのはデンソー勤務時代の経験を活かして、栽培の無人化やIT集客などの「効率経営」を徹底したからこそ、このような夢のライフスタイルが実現出来ているわけです。

農業ビジネスで成功、これは限られたビジネスの天才だけが甘い汁を吸えるのではないと私は思っています。畔柳さんは元々普通のサラリーマンで農業の経験はありません。必要なスキルやノウハウ、知識は起業して一つずつ身につけていった結果のもので頑張れば他の人でも再現できるものだと思っています。畔柳さんのブルーベリーファーム、私がやっているフルーツギフトショップも「完全素人→脱サラ農業ビジネス」で生活が出来ています。

 

農業は素人でもガチれば勝てる世界

私は肥後庵で起業する時に経営コンサルタントに次の言葉を言われた経験があります。

「金融やIT、製造業となると熾烈な競争になり、高学歴で優秀な人とずっと戦い続けることになる。だが、林業・漁業・農業などの第一次産業はそれほど強力なライバルがいないので、本気を出せば十分勝てる」

というものです。
私は肥後庵を運営してそれを感じています。私がやっている産地直送のネットショップはライバルがひしめき合っています。試しに楽天市場で「マスクメロン」と検索してみてください。数百店舗(300とか)が出てくるスーパーレッドオーシャンです。楽天市場だけでも数百のマスクメロン業者がいるわけです。他の産地直送ビジネスをやっている業者からすると、私は完全に後発スタートです。しかし、ありがたいことにたくさんのお客様にご利用頂いています。それは私が

「ビジネスは他の人がやっていないことが価値提供になる」

というビジネスマインドを持っているからだと思っています。これまでパティシエとのフルーツイベントや、ブログやYouTubeといった情報発信といった色んな施策に挑戦してきました。それにより雑誌やラジオ、テレビの取材、ネットショップ大賞などの経験をしました。そう、ド素人の私も”農業だから”勝てていると思っています。これから海外進出や、アグリビジネスにも挑戦していきたいと思っています。

でもこれが「アプリ開発」「ものづくり」「人工知能」といった世界で勝負していたら同じ結果を得られたとは思えません。常に先端の情報を得て、誰よりも早くイノベーティブな提供を続けていく…残りの人生でずーっと勝ち続けていくのはかなり大変そうです。少なくとも私はあんまりやりたくありません(笑)。一方、農業の世界であればライバルはITや金融ほどガンガンやっていませんし、海外との競争にも大きな優位性があります。

私は現在、高級フルーツギフトショップを運営する立場ですが、働く時間も年収もサラリーマン時代より恵まれた環境にあります。日々、緩やかな時間の中で楽しく仕事をしています。他の人から見ると仕事のダイナミックさはないかもしれません。ですが、人生は他人に見せるために送るものではなく、自分自身がいかに満足するかが重要です。私が農業ビジネスをやっているのは最高に楽しい毎日を送ることが出来る手段だと思っているからです。

農業はこれから「6K→新3K」へと変わっていきます。最先端のテクノロジーをビジネスにするより、素人が後発スタートでも十分勝てる農業にこそ夢が広がっていると思います!今回のブルーベリーファーム起業の話は、そんな農業の可能性を見せてくれた素晴らしい話でした。


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