果物は人に支配されている側ではなく、支配する側にいる

こんにちは!肥後庵の黒坂です。
3億年前に地球を支配していたのは恐竜でした。そして2017年の今、地球を支配しているのは人類だということは誰もが疑いようもない事実だと思います。この先、地球を支配するのはウイルスか?宇宙人か?みたいなちょっとオカルトめいた話もなくはないですが、当分は地球の支配者は人間で間違いなさそうです。

そして果物を見てみてください。私の取引している契約農家さんも自前の畑にたわわに実るフルーツたちは一見すると人間に支配され、都合の良いように栽培をコントロールされているように思えます。しかし、私には支配する側が人間には見えません。そう、支配している側はむしろ果物と言えないでしょうか?

 

生命の向かうゴールはどこにあるのか?

人間一人一人といった個体レベルの目指すべきゴールとは、自分の遺伝子を次に残す「繁殖」であることは間違いありません。この体は遺伝子を運ぶ単なる乗り物で、そのコアというべき本体はDNAというわけです。

しかし、私たち人間は猿などの動物や、果物などの植物の「種」の生命としてのゴールとはどこにあるのでしょうか?その答えはDNAには刻まれていないもので、どう考えるのか一人ひとりの解釈に委ねられるでしょう。絶滅すると繁殖ができなくなりますから、そうなると未来永劫繁殖を約束された環境の構築が種としてのゴールといえそうです。

 

人類を滅ぼす脅威は今のところ存在しない

このように定義をすると人間は一旦、ゴールにたどり着いたといえるでしょう。なにしろ、人類の存続を脅かす生物は今ところいませんし、今後も出現しなさそうです。

「いやいやウイルスが人類を滅ぼすよ!」
「巨大隕石が!膨張する太陽が!」

という意見を見かけますが、それは違うと思いますよ。なぜかというとウイルスは宿主がいないと生きられず、人類全体を駆逐するような強いウイルスが出現するとウイルス自体が存続できないので、ウイルスにやられる人、耐える人という具合にうまく共存できるレベルに落ち着くんじゃないかと思います。また、隕石とか太陽の膨張についても確率論や理論上の話であって、その回避に向けて宇宙移住も真剣に取り組む人がいるので人類全体を滅ぼすものでなくなるのは、時間の問題じゃないかと悠長に私は思っています。

 

おいしい果実を差し出して人類を支配する果物

人類はとりあえず未来永劫存続していく可能性を持っていて、少なくともそうするために色んな研究や議論がされているので生命としてのゴールにはたどり着いたとしましょう。そうなると、人類が地球の頂点にいる以上、その他の生きとし生けるものが存続できるかは人類のさじ加減で決まってしまうことになります。人類が

「こいつ鬱陶しいな。絶滅させてやる!」

と決めたならば天然痘ウイルスのようになってしまうかもしれませんし、

「こいつ便利。ずっとそばにおいておきたい」

とそう思うならば人類の庇護を受けて、永続を許されるわけです。あれ?そうなると果物や猫といった人類の庇護を受ける対象になった生命は、本来持っている生命力を超えた永続する力を与えられた存在といえなくはないでしょうか?例えばフルーツはどうでしょう?今後、人類はフルーツを絶滅に追いやることはないでしょう。できるだけたくさんのおいしい実をつけ、よりおいしく、より収穫量が多くなるような品種改良まで受けることになります。一見すると人類が自分に都合の良いように果物を管理、繁殖しているように思えます。ですが、その実支配しているのは果物側とも言えると思いませんか?なぜなら果物はそのおいしさで人類を虜にして、時には命をかけて庇護を受けているわけです。九州には毎年、台風や大雨といった自然災害に見舞われますが作物を守るために命を落とす農家の人もいます。これは見方によっては果物がその果実を差し出す代わりに、人間から命がけで守ってもらっているという構図です。支配されているのは果物ではなく、人間だと思うんですよね私は。

 

人類より確実に長く存続する果物

「いやいや、人類と果物は共存しているのだからどちらが上か?ではなく、平等な立場なのでは?」

そのように言う人もいるかもしれません。ですが、それでも私は果物が人間より上の立場にいると考えます。何故かというと人類が存続するより、必ず果物がより長く生きることは確実だからです。果物に脅威が及べば、人類は命をかけて守ってくれます。なんせ果物が絶滅すると生態系に影響が出る上に、おいしい果物が食べられなくなります。もしも地球を滅ぼしかねないウイルスや細菌が蔓延しても、それが果物に感染するものでなければ人類が滅亡しても果物はピンピンしています。核兵器で人類が減っても、果物は生き延びるでしょう。太陽の膨張が現実のものとなり、地球から脱出するテクノロジーを獲得したならば人類は確実に果物を地球外に出す努力をするでしょう。そうなると、果物単体では絶滅する運命にあったにも関わらず、延命することになります。

果物は人類より確実に長く存続する運命にあります。そう考えると生命の生存戦略としては、果物は人類より優れていると言うことができそうです。


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