こんにちは!肥後庵の黒坂です。
接待は最初から最後までスマートな対応が求められます!間違っても「関係者一同、全力全開でお出迎えします!」という鼻息荒い接待はNGです!「接待は緊張する」「慣れていないから」ということから接待のおもてなしやセンスは熱苦しいものになっていませんか?
今回はさりげない大人の接待術について学んでいくことにしましょう!
やりがちな接待での過剰サービスに注意!
接待での過剰サービスはもてなす方も辛いですし、もてなされる方も気を使ってしまって「接待は信頼関係を築くため」という目的が達成できなくなってしまいます。
お酌はお酒の残量とタイミングが重要!
絶対に失敗できないお客様を迎えると、まずお酌が過剰サービスになりがちです。飲んだそばから「どうぞどうぞ!」と待ってましたとばかりにお酌が続くと「もう静かに飲ませてくれ!」「別のお酒を飲みたかったのに…」とイラつく事になってしまいますよ!相手の飲むペースやグラスに残ったお酒の分量をみてスマートにお酌ができるようにしましょう!
会計は事前に打ち合わせしておこう!
間違っても先方の前でお会計をしてはいけません!よくいわれるのが「トイレに立つふりをしてお会計を済ませる」というものがありますが、これ以外に選択肢はないと思って下さい。おもてなしをする側は事前にお会計がスムーズに済ませられるように打ち合わせしておくことが必要です!
超重要な接待手土産!
誰が見ても一目見て高級ブランド品を接待手土産で持たせる、正直これはかなり子供っぽさを感じさせてしまいますよ!「自分たちには眼力がないから一流ブランドに頼りました」ということが伝わってしまってはセンスのなさが丸出しというものです。また、どこでも取り扱っているものだと「間に合わせで用意した」ということが分かってしまうのでこちらも注意が必要です!それから食品の手土産で絶対にNGなのは量が多いものです。私が実際に聞いたことのある接待手土産の失敗例は大量のチョコレート!社長夫婦二人暮らしで食べるには多すぎで、結局最後まで食べきることができないという話を聞きましたね。
接待手土産は会食が終わったタイミングで「熊本県産でこの時期特に美味だと評判のマスクメロンです」と手土産の簡単な紹介をしながら渡すようにしましょう!よい接待手土産ができると「お目が高いですね!」と後日話題になるでしょう!
席順は教科書通りにするな!
いうまでもなくお客様に座ってもらうのは上座が基本!しかし何が何でも常に上座が全て正しいかというと実はそうではありません。窓からきれいな庭や景色が楽しめるお店であれば「さあさあ!お客様は上座へどうぞ!」と杓子定規に追いやるのではなく、「このお店は窓からのお庭がきれいですので、こちらへどうぞ」とお席を誘導するのがスマートな対応といえるでしょう!
「接待したから仕事くれ」という姿勢が見えないように!
日本での接待はもてなす側が仕事を頂くことを期待することが多いものです。接待をする中で「ここまでもてなしているんだから仕事をくれよ!」という態度が見えてしまった瞬間、もうそれはおもてなしではなく営業活動になってしまいますからね!
私は接待を営業活動の要素があるのは否定しているわけではありません!しかし、接待の本来の目的を思い出して下さい。それは接待で心尽くしのおもてなしで信頼関係を築くことで、その結果取引がスムーズに進むということでしたよね?自社の利益のために接待をする、ということではなく接待をしたことによって仕事がスムーズに進み、その結果利益につながるというのが本来目指すべき理想の接待です。
いかがでしょうか?どれもこれも当たり前のように思えますが、その当たり前が意外と出来ていないのが接待なんです!あなたの接待がうまくいくことをお祈りしています!
<参考リンク>
ビジネス接待マナーやメッセージの文例集、喜ばれる贈り物ヒントがたくさんあります。ぜひご参考下さい。
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