こんにちは!肥後庵の黒坂です。
私は「待ち合わせにはその人の価値観が出る」と思っています。「待ち合わせなんて遅れなければいいんじゃない?」そのように思われがちですが、実はそうではありません!その人の価値観、考え方が待ち合わせに出てしまうんです。それは
・遅刻して相手を待たせる→「あなたを大切に思っていません」
・会場に早く来すぎる→「相手は寛容に自分を受け入れてくれるだろう」
というものです。つまり、待ち合わせ場所に現れる時間で、あなたが相手に対してどのように思っているのかそのまま伝わってしまうわけです。
遅刻するのは相手を大切に想っていない証拠
飲みの席での遅刻はNG、これは日本に限った話ではありません。私は昔アメリカで生活をしていた事があったのですが、飲みの席での時間は厳しいものでした。びっくりするくらい全員が遅れずにやってきます。日本でよく見る「ちょっと仕事が長引いて…」といいながら遅れてやってくる人は誰もいませんでした。どんなに仕事を抱えていたとしても、うまくやりくりをして遅れずに参加するのが、業務管理できるプロのビジネスマンというものです。それに優先順位が「飲みの約束>仕事」であれば、よほど急を要する仕事でない限りは遅れてしまうことはありえないはずです。それでも遅刻してくるのは「仕事>飲みの約束」という自分優先の何よりの証拠なんです!
接待の待ち合わせにあまりに早く来ると相手のメンツを潰します!
まあここまでは理解できる話じゃないですか?「遅刻は絶対にNG!」これは当たり前の話ですよね!しかしその逆「早く来すぎる」というも問題なんです。こちらは意外と理解されていませんが、早すぎる到着は遅刻と同じくらいNGということを理解しましょう!
駅や会場で待ち合わせの約束をする場合、接待でもてなす側は10-15分前に待っているものです。電車の遅延や、道に迷うことを想定してお客様を待たせないように先に待っているのはビジネスマナーの基本中の基本ですからね!ところが接待を受ける側がホストより先に来て待っている姿を見せるとどうなるでしょうか?「今日の接待は喜んでもらうためにしっかりおもてなしをしよう!」と気合の入ったホストの心遣いを粉々に打ち砕いてしまいますよね!もちろん約束の時間より早く来ておく必要はあります。ですが「接待でお客様をもてなす」というホストの顔を立てるためにも、先に来て相手を待っている姿を見せてはいけません。予定時刻よりかなり早くついてしまったのであれば、待ち合わせ場所から少し離れた場所で適当に時間を潰して5分前くらいに現れるのがスマートな対応なんです!
いかがでしょうか?接待の待ち合わせ場所には遅刻も早く行き過ぎるのも等しくNGであることがお分かり頂けたでしょうか?特に早く行きすぎてホストの気遣いをゲストの気遣いでダメにする、というパターンは意外と理解されていませんのでこの点には気をつけるようにしましょう!
<参考リンク>
ビジネス接待マナーやメッセージの文例集、喜ばれる贈り物ヒントがたくさんあります。ぜひご参考下さい。
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