こんにちは!肥後庵の黒坂です。
今やコンビニでも簡単に買うことができる「フルーツ果肉入りヨーグルト」。
「朝食でフルーツを!」
「お腹に優しい」
「8種類のフルーツ入り」
などのキャッチコピーが付けられ、見るからに体に良さそうですよね。これを読んでいるあなたもきっと、一度や二度は「最近フルーツ食べていないしなあ」と思いながら冷蔵コーナーを回っている時にパッと目に入り、思わず手にとってそのままレジでお会計した経験があると思います。お家に戻って早速食べてみると…うーん!おいしい!!手軽に買うことができるしこれなら続けられそう!と思って買っている方もきっと多いのではないかと思います。
私ももちろん大好きなフルーツ果肉入りヨーグルトですが、気になるのは「おいしいけれど健康的なの??」という部分。健康を考えてフルーツ果肉入りの割高なヨーグルトを買っているわけですからね。
ヨーグルトに入っている果物の栄養分は…ゼロ!
そもそもフルーツ果肉入りヨーグルトってどうやって作っているのでしょう!?その答えは広島県が公開している「フルーツ果肉入りヨーグルトの製造方法」が分かりやすいのでシェアしましょう。サイトによると
1 成分 用いられるヨーグルト(発酵乳)は無脂乳固形分8%以上,乳酸菌数または酵母数は1cc当り1,000万個以上含むものでなければなりません。果実分の添加量は通常5~25%です。
とあります。むむ、なるほど。ヨーグルトの製法の基準が書いてあり、中に入れる果物の果肉は5-25%程度にしましょう、ということですね。それじゃ肝心の果物はどうなっているのでしょうか?その答えはこちらにあります。
3 製法 (1) フルーツコンサーブ:新鮮な果実または冷凍品を原料として用います。水洗,選果ののち適当な大きさに切り,これを砂糖液に入れて加熱殺菌します。コンサーブの糖度は通常40~50Brix%で,糖度が高いほど色の安定性,保存性は良いようですが,果肉が収縮することがあります。
…分かりますか?冷凍している果物をカット→砂糖液に入れて加熱殺菌する、とあります。
このブログをいつも熱心に読んで頂いている果物好きのあなた、私がいわんとしていることはもうおわかりですね?そう、いつも私がいっている「果物で健康生活をするなら生のまま頂きましょう」という話に当てはまらないんですよ。
加熱殺菌をするのは当然、衛生的な問題をクリアするためで、そのおかげで安心・安全なフルーツ果肉入りヨーグルトを食べることができます。でもその対価として加熱殺菌をすることで果物からはビタミンや酵素が失われてしまっているということです!「このフルーツはちょっと特殊で、300度の炎の中でも酵素が壊れません!」という例外はありませんので、ヨーグルトに入っている果物の果肉がブルーベリーでもいちじくでもいちごでも何でも栄養分は失われていると考えましょう。
市販の加工食品ヨーグルトですから色々添加されてます…
加熱殺菌をしているので果物に栄養分は残っていない、という話は理解頂けましたね。ではその次にフルーツ果肉入りヨーグルトには何が入っているのか?ということを見ていきましょう。某有名乳業メーカーのいちごの果肉入り◯ヒダスのパッケージをチェックしてみました!するとラベルの原材料にはこうあります。
↓↓↓
原材料: 乳製品、アロエベラ、砂糖、ココナッツオイル、乳たんぱく質、ゼラチン、香料、増粘多糖類、酸味料、甘味料
…!思いっきり砂糖が入っていますね。その他に乳たんぱく質、増粘多糖類といった安全性が疑問視されている添加物も。健康的なイメージの強いフルーツ果肉入りヨーグルトは意外と添加物がじゃぶじゃぶ入っているようです。
それじゃ今度は何も入っていない健康的なプレーンヨーグルトの原材料を見てみましょう。
↓↓↓
原材料: 生乳、乳製品
こっちは他に何も入っていません。甘さも香りも酸味も何もなし!本当にヨーグルトオンリーです。
ぶっちゃけ、フルーツ果肉入りヨーグルトは健康食品のイメージが強いプレーンヨーグルトとはまったく別物です!同じヨーグルトと名前がついていますが、砂糖の他、添加物がたくさん入っているのでお菓子のようなものと考えましょう。
健康を考えるならプレーンヨーグルトに生フルーツを入れよう!
結論的には健康を考えるならフルーツ果肉入りヨーグルトを買うのではなく、プレーンヨーグルトに生フルーツを入れて食べるようにしてください!プレーンヨーグルトは冷たいので果物の栄養素が壊れてしまうこともありませんし、添加物もありません。砂糖も酸味料も入っていない100%フルーツで味付けをした健康食品となります!
フルーツ果肉入りヨーグルトはおやつと同じ、嗜好品と考えるようにしてくださいね!
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