こんにちは!肥後庵の黒坂です。
時々、当店にお電話やメールで「直接果物を手にとって自分で選びたい」と言われるお客様がいます。ネット通販で、更に大切な人への贈り物なのでしっかりと手にとって選びたいというお気持ちはよーく理解できます!!手にとってしっかり、じっくりと眺めて「よし!これなら大丈夫!!」という確信を持てるフルーツをギフトにしたい!ということですよね?
結論的にはまったく問題ありません。当店は熊本県に本社があるので、直接お越し頂いて果物を手にとって心ゆくまでチェックして頂ければと思います。ですが、遠方に住んでいる方や忙しい方にとってはそれはあんまり現実的ではないですよね?
今回の記事を最後まで見て頂ければ、果物ギフトを手にとってチェックして選ぶ事についてよくご理解頂けると思います。ぜひ最後までご覧くださいね!
見た目がきれいでも味がおいしいとは限らない
いきなり結論をいってしまいますが、果物は見た目がきれいだからといって味がいいとは限りません。先日、スーパーでとっても見た目にとても形がきれいで色鮮やかな柑橘色をしたデコポンを見つけて思わず買って帰りました。これだけきれいなデコポンはスーパーではなかなか見かけることはありません。買ってきた私は早速皮をむいて食べたのですが…これがまたとんでもなく酸っぱいデコポンでした。しかも酸っぱいだけではなく、ジューシーさがないパサパサした果肉で、甘さも感じられません。
デコポン、と名乗るにはある基準を満たしていなければいけません。糖度やクエン酸が一定基準をクリアし、全国統一糖酸品質基準を通過しなければデコポンではなく「不知火」と表記しなければいけません。見た目はしっかりとデコポンでしたが、中身はまったくデコポンらしからぬクオリティでびっくりしましたね。
このように形が整っていて、見た目がきれいでも品質が高くないフルーツはたくさんあります。
フルーツギフトの目利きは簡単ではない
私が運営している肥後庵のように、フルーツは市場や契約農家から仕入れるわけですがその目利きは簡単ではありません。糖度は光センサーを通すことで数秒でどのくらい甘いかは分かりますが、果物のおいしさは糖度だけで語れるものではないんですよね。
食感や果汁、甘味と酸味のバランス、新鮮さや濃厚さなどあらゆる要素が組み合わさって初めて決まるものです。トータル的な品質の高さは残念ながらネット全盛期の現代でも人の手に頼らざるを得ません。
当店肥後庵の場合はバイヤーは元々スイカを26年作っていた何代にも続くスイカ農家をしており、その後も現在進行形でフルーツの目利きをし続けています。その腕前は本当にスゴイもので、スイカをポンポンと叩いた時に返ってくる感触や音でおいしさを判断しています。あまりにも目利きの腕がしっかりしているので、市場で仕入れをすると他店のバイヤーが当店のバイヤーの選んだフルーツと同じものを買う、ということすらあります。当店肥後庵はバイヤーの目利き力に支えられているといっても過言ではありません。
更に果物は味だけではなく、粒が揃っているとか、形や色、傷の有無なども関係してきますからね!一般の人が見たり触ったりすることでいいものを選出できるほど簡単ではない、というのが答えです。
繰り返しになりますが、もちろん本社に来てもらって実際に手にとって心ゆくまでみてもらうことは大歓迎なのですが、その結果品質の良いものを選べるかというとそれはまた別の話になってしまう、というのが私からの答えです。
ご相談頂ければご要望のお品をこちらで準備させて頂きます!
あなたがこれから味がよく、見た目にも美しい、高品質のフルーツギフトを贈りたい、と思っているならプロである私たちにその旨要望を出して頂ければ大丈夫です。
例えば先日も「しっかり甘いデコポンがほしい」と言われて甘さがしっかり出たデコポンをお届けしました。また、別の機会には「ただ甘いだけではなく、柑橘の酸味が程よく乗っているものがいい」と言われたのでそのリクエストに適うデコポンをご用意させて頂きました。
最後はお召し上がり頂くお客様の味覚によるところも確かにあるのですが、それでもご要望頂ければそれにあったものをご用意することは出来ます!場合によっては「旬が終わってしまうタイミングで味は全盛期よりも落ちてしまいます。もしお差し支えなければ別の果物はいかがですか?」といったご提案をさせて頂くかもしれません。ですが、全ての目的は「お客様がおいしい!うれしい!と感じられるようなフルーツギフトをお届けすること」です。
自宅に届けて持参するのもあり!
「それでもどうしても先方に渡す前に自分の目で見てみたい!」ということであれば手土産として持参することをオススメします。
過去にも法人ギフトとしてご注文されたお客様がいましたが、そのようにご提案したところ「まず自分のところへ届けてほしい。そうしたら先方へ持参して持っていく」ということで手土産としてお持ちになられました。マスクメロン1個でそれほど重量はなかったので手提げ袋をつけてお届けしたところ、お客様も「とても美しくてこれなら失礼にはならない!」と自信を持って先方にお持ちになられ、贈り先様も大変喜ばれたと後日お礼の連絡がありました。
このように相手へ直送するのではなく、まずは自分の手元に届けてその後に手土産ギフトにするのもおすすめですよ!
いかがでしょうか?少しでも参考になれば幸いです。
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