こんにちは!肥後庵の黒坂です。
最近はお中元・お歳暮を贈る人もずいぶんと減ったという寂しいニュースが聞こえてきますね。確かに何十年も前に比べて、お中元・お歳暮を贈る家庭が減ったことは統計やニュースで明らかになっていることです。
数は減ってもなくなることはない
昔と比べてお中元・お歳暮を贈る人の数は減っても、廃れてしまうということは「絶対にない」というのが私の意見です。お中元は夏の挨拶を、お歳暮は今年一年間の感謝の気持ちをギフトが代弁してくれる昔から続いてきた「日本の文化」です。他の人がやらないからこそ、率先して使うという層は必ずいるものです。
メールやSNSが積極的に使われている今、あえて手書きのはがきで季節の挨拶をする人というのは必ずいます。人がしない「手間がかかること」「金のかかること」をあえてすることで「私はあなたを大切に思っています」と伝えることができるわけです。お中元・お歳暮も同じです。お中元・お歳暮の贈り物をすることが昔ほど一般的でなくなってきているからこそ、贈り物をすることで受け取った人にとっては特別感のあるものですし、一枚上手の気遣いを伝えることができるわけです。
会社経営者、医師、芸能人の方はお中元・お歳暮ギフトを使っている
お中元・お歳暮をずっと続けている人たち、それは決して中高齢者層というわけではありません。私の運営する水菓子 肥後庵では個人のお客様の他に会社の経営者や老舗企業、医師、芸能人など日常的に贈り物をする環境にいる方にご愛顧頂いていますが、毎年律儀に贈り物をしています。こうした層の方々は人と人との縁や繋がり、お世話になった方へギフトを贈ることで感謝を伝えることをものすごく重きを置いています。私の見ている中では特に会社経営者の方は20-30代の若い層でも頻繁に贈り物をしていますね!人のためにお金を使うことでまわりまわって自分に返ってくる、ということを経験上よく分かっているからのように思えます。
お中元・お歳暮は年に2回の季節の挨拶と感謝の気持ちを伝える手段です
「お中元・お歳暮は古臭い」「気を使うからいらない」という声がありますが、ハッキリいってお中元・お歳暮を誤解していますね!なぜかというとお中元・お歳暮の本質は物を贈り合うものではなく、「いつもありがとうございます。夏ですがお元気ですか?」という感謝と季節の挨拶をする最上位の行為だからです!手間暇と想いが込められた感謝と季節の挨拶が贈られてきて「古臭い」「いらない」と思う人はいないはずです。ですのでそのような声があるということはお中元・お歳暮の本質を誤解した考えであることが分かります。
かつてあったように、心象を良くする下心丸出しで勤務先の上司に贈るお中元・お歳暮は確かに廃れてしまったかもしれません。でもそれでいいじゃありませんか?他の人にはしないとっておきのお世話になった方や両親、親戚など人を限定して贈り物をするのであれば。騙されたと思って贈り物をしてみてください。SNSで常時接続しているバーチャルな繋がりでは見えない、真心を感じられるはずです。
<参考リンク>
ビジネスお中元・お歳暮マナーやメッセージの文例集、喜ばれる贈り物ヒントがたくさんあります。ぜひご参考下さい。
・お中元
・お歳暮
<YouTube動画版はこちら>
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