こんにちは!肥後庵の黒坂です。
あなたは「熊本県がフルーツ大国」ということをご存知でしょうか?おそらく多くの人は熊本県が九州のどこにあるのかもよく分からないし、「熊本県にフルーツ大国というイメージはないなあ」と思っているかもしれませんね。
でも今回私のお話を聞いて頂ければ熊本県の隠れた魅力をご理解頂けると思います!
熊本県の農業産出額は全国「5位」!(平成25年)
野菜・果物を合わせた農業産出額の全国ランキングをご存知でしょうか?知らないという人も「農業といえばやっぱり北海道!」というイメージをお持ちのことと思います。そして実際、あなたのそのイメージは正解です!実は野菜と果物を合わせた農業産出額でいえば2位と2倍以上の差をつけて北海道は圧倒的ナンバーワンです!しかしそのほとんどを野菜が占めていて、果物はそれほど大きな存在感はありません。残りの茨城県はメロン、千葉県は梨とびわ、鹿児島県はバナナやタンカンなどが代表的な果物です。
熊本県を代表する果物はこんなにたくさんあります!
農業産出額全国5位の熊本県ですが、注目したいのはその種類の豊富さです。全国シェア1-5位の間にこれだけたくさんの果物がそろっています。代表的なものはなんといってもスイカ、デコポン、温州みかん、晩白柚などで、2位以下もメロン、いちご、マンゴーと非常に種類が豊富です。
全国の都道府県を代表する果物はせいぜい1つ、多くても2つといったところですが熊本県については非常に種類が豊富なのが特徴です!
熊本県にしかない果物たち
それだけではありません。実は熊本県の一部の地域でしか収穫されていない果物もたくさんあります。マスクメロンを超える甘くてトロリと柔らかい肥後グリーンメロン、名前に反してものすごく甘い塩トマト、高級柑橘果物のデコポン、世界一大きなみかん晩白柚など…まだまだたくさんあります。
これらは多くの人に愛されているにも関わらず、日本広しといえども熊本県でしか栽培されていません。IT農業や栽培方法の進化が目覚ましいですが、現時点では熊本県のみの産地限定果物というのはたくさんあるんです!
寒暖の差
熊本県は「火の国・熊本」といわれます。多くの人は火の国という称号は「阿蘇山」から来ていると連想しますが、九州に住んでいる人にとっては「暑いから」ということで連想する人も多いんです。
熊本県は沖縄県、鹿児島県について真夏日を記録する県ですが、同時に冬は厳しい寒さになる面も持っています。こうした果物を収穫する地域において内陸盆地的な気候の影響によるもので、昼と夜の温度差がとても大きくなります。場所によっては一日で24度も昼夜の温度差があった記録があるほどです!果物は寒暖の差が激しい環境で育てられると甘くて質のいいできになります。これが熊本県を種類が豊富で生産量も多いフルーツ大国にしている理由の一つです!
栄養豊富な地下水
熊本県の上水道は栄養豊富な地下水で100%まかなわれています。果物の成分はその大半が水分。ミネラルをたっぷり含んだ地下水を使って贅沢に栽培された果物は果汁がジューシーでおいしくなるんです!
いかがでしょうか?あなたがこれまで知らなかった熊本県がフルーツ大国である理由がお分かり頂けたでしょうか?魅力あふれる熊本県を一人でも多くの人に知ってもらえると嬉しいです。
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