こんにちは!肥後庵の黒坂です。
「メッセージをギフトにつけましょう!」と私は色んな所で何度も何度もいっています。その理由はギフトにあなたの気持ちを添えて喜んでもらうためです。ギフトだけを贈る場合に比べると、メッセージ付きのプレゼントは何倍も喜ばれます。いわば贈り物をして喜ばれるパワーが増すわけです。
出産という人生最大の大仕事を成し遂げた産後ママへのプレゼントにはぜひともメッセージをつけてくださいね!しかし、そのメッセージをつける時にめちゃめちゃありがちなNGメッセージがあります。もちろん、メッセージを出す側としては喜ばれるためにメッセージをつけたのですが、受け取る側はそのように受け取れなかったという「心のすれ違い」が起きているわけです。
今回はありがちな出産祝いメッセージのNGパターンについて解説付きでご紹介していきたいと思います!
NGその1.「頑張ってね!」
相手へ励ましの言葉を贈る時、日本人は「頑張ってね」といい、アメリカでは「リラックスしてね」といいます。私はこの言葉の違いは「競争を意識しているか?」という事の現れだと思っているんです。
例えば音楽コンクールやスポーツの大会に出場する時に「頑張ってね!」というのは「頑張って勝ってね!」という意味が込められていると思うんですよ。だって頑張らないと競争には勝てませんからね。でも、本来はこうした大会やコンクールは「競争ではなく、自分自身の力を発揮する場」だと思っています。精一杯力を尽くす事ができたならもう目的は達成できていると思うんですよね。であれば励ましの言葉も「(力を出せるよう)リラックスしてね」という方がしっくりくると思います。
話がそれてしまいましたが、出産を乗り越えて慣れない育児が始まったママはもう限界まで頑張っています。それだけ育児というのはハードな仕事なわけです。そこへ他の人からの「頑張って」という言葉は結構辛いものがありますね。だってもう精一杯頑張っていますから。ですので「頑張」ってというのではなく、「大変だけどできるだけ休むようにしてね」と相手の気持ちに寄り添う言葉をかけてあげるようにして下さい。
NGその2。「次の出産はいつ?」
これも結構ありがちのNGメッセージです。特に出産を経験していない側からすると、出産は命がけのハードな仕事なのかがイメージしづらいので、「おめでたいこと」という感覚だけを持っていることが多いです。そうなると気軽に「出産おめでとう!次はいつを予定している?」と聞いてしまう事になります。
出産前には「2人は欲しいかな!?」といっていたママもいざ出産を経験すると現実的な考えと向き合うことになります。それは出産の痛みや育児の大変さです。そんなところに他の人から「次はいつ?」と聞かれると「このキツさを理解していないのに!」と反発する気持ちが芽生えてしまいます。下手をすると「デリカシーがない人だ」と思われることすらあるでしょう。ですので、特に出産直後は次の出産については触れず、とにかく今無事に出産した事へのママの頑張りをお祝いするようにしてくださいね!
NGその3.「赤ちゃんは病気に気をつけてね」
生まれたばかりの赤ちゃんをおそるおそる、不安な気持ちの中で育てているママにとっては赤ちゃんの病気やケガ、障害といった事にものすごく神経質になっています。
そりゃあそうですよね!大変な思いをして産んだ我が子に万が一にでもあればいても立ってもいられないのが普通の感情です。その中で「病気に気をつけて」といったメッセージが来ると一気に不安な気持ちに包まれます。ミルクを飲む量が少ない、泣き声が弱いというだけでも「大丈夫かな?」と思うものです。ですので、わざわざ不安を感じさせるメッセージを贈るのは止めておきましょう。そうではなく「赤ちゃんが元気で健康に育ちますように」といった前向きで明るい言葉を入れるようにしましょう!
NGその4.「Congratulations on your baby(英語」
しゃれっけを出したい、という気持ちからメッセージを英語で贈るのは止めておきましょう!文例集のサイトによっては「英語でお祝いなんて素敵ですよね!」と指南しているところもありますが、私はNGに取り上げたいと思います!
というのもメッセージは「誰のために書くのか?」ということを思い出して下さい。出産を頑張ったママに対して、ですよね?英語のお祝いの言葉って「自分がしゃれていると思われたい」と受け取られかねません!そうなると受け取ったママは好印象どころか、逆効果になってしまうので普通に日本語の励ましの言葉を贈るようにしましょう!綴りが間違っていたりした日には目も当てられませんからね!
いかがでしょうか?今回ご紹介したようなNGワードをメッセージに使っていませんか?メッセージを書く時に文章を考えるのはおっくうだからといって、思いつきの言葉で書いてしまうと産後ママをガッカリさせてしまう事になります。そうなってしまっては、せっかくのギフトも台無しになるのでぜひ参考にしてくださいね!
<参考リンク>
出産祝いギフトマナーや手紙の文例集、喜ばれる贈り物ヒントがたくさんあります。ぜひご参考下さい。
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