何度も読み返されるV.S.二度と読まれない~ギフトメッセージは贈り物について書く!

こんにちは!肥後庵の黒坂です。
私には岡山県に住んでいる親戚がいます。おばあちゃんの弟で私にとっては叔父さんになります。子供の頃は毎年夏になるとマスカットや桃を贈ってくれていました。当時はなんでマスカットや桃を贈ってくるのかよく分からず、「夏には岡山県のおじさんから果物を贈ってくるもの」という事は分かっていましたが、それが何のために、誰あてに贈っていたのかよく分かりませんでした。

夏休みに岡山県へ遊びに行くと両親から「おじさんにちゃんと果物のお礼を言いなさい!」といわれました。その時は「果物をありがとう!」と形だけお礼はいっていたのですが、正直心の中ではよく意味が分かりませんでした。頼んでないものを贈ってきて、自分は食べてもいないのになぜお礼を言わないといけないの??と。

まああの時は私も子供で分かりませんでしたが、大人になった今は理解できます。あの贈り物は私個人に宛てた物ではなく、黒坂家へのお中元として贈ってくれていたということを。

これと同じことがギフトの世界ではよく起こっています。もったいないと思いませんか?せっかくお金と手間をかけてギフトを贈っていたのに、受け取る相手にその気持ちが伝わっていないというのは。

 

何のために贈ったのか分からないギフトはもったいない!

大人になった今でも何のために贈られてきたのか分からないギフトってあるんですよ。

私は去年、付き合いのある知人から夏にゼリーの詰め合わせを頂きました。それまで彼から一度もお中元をもらったことがなく、事前に連絡なくある日突然ゼリーが届いたわけです。「これはお中元?それとも何か別の意味合いなのか??」とよく分かりませんでした。すぐに電話をかけて「おいしいゼリーをありがとう!早速冷やして食べさせてもらったよ」と伝えました。その時、彼は「そうか。あなたから頂いた仕事のアドバイスのおかげでうまくいったのでそのお礼に送った」という話を聞いて驚きました。

私は彼に対して確かにビジネス上のいろんなアドバイスをしていましたが、そのアドバイスで仕事がうまくいったということを電話口で初めて知りました。また、贈り物が夏に届いたのでてっきりお中元のつもりかと思っていたのですが…実はアドバイスで仕事がうまくいったことへのお礼ということをその場で初めて知りました。

私の場合は相手とやり取りして後で理解できたので良かったのですが…。わからずじまいで終わってしまうことってあると思うんですよね。これはギフトにメッセージをつけないことで起こってしまいます。ギフトメッセージがないため、何のために贈ったか分からず、相手にその気持ちが伝わらないということは往々にしてあるものです。

 

ただ書けばいいというわけではない

「分かった分かった!それじゃとりあえずギフトメッセージはつけるようにするよ!」ということで書きはじめる前にちょっと待ってください!何も考えずに書き始めてしまうと「色々書いてあるけど、結局受け取ったギフトは何だったんだろう?」という疑問を相手に残してしまうことになります。

よくありがちなのは挨拶をして自分の近況報告を書き、「お体に気をつけて」で終わってしまう一方的なメッセージです。これだと肝心のギフトのことが書かれていないので、やっぱり何のために贈ったかよく分かりません!

 

ギフトメッセージに書くことは「ギフト選定理由」と「相手への想い」

ギフトは想いを相手に伝える代弁者です。となると贈り物をする最大の目的は「このギフトは何のために贈ったのか?」ということですよね?

書くべきことは超簡単かつシンプルです!ズバリ、

「そのギフトを選んだ理由」
「相手に込めた想い」

この2つについて書いて下さい!

まず、ギフトを選んだ理由という事についてお話をしましょう!世の中にギフトは星の数ほどあります。当店、肥後庵では高級フルーツギフトを提供していますし、他社ではカタログギフトやお菓子、お酒、旅行などの体験ギフトなどいろんなものがあります。そんな数多くあるギフトの中で「なんでこれを選んだのか?」という理由を伝えるだけで喜ばれるんですよ。

肥後庵のお客様にお供えでスイカを贈られた方がいました。そこにつけられるギフトメッセージには「生前、お母さんが大好きだったスイカを贈ります。お腹いっぱい楽しんで下さい」と書いてあったんですよ。私はそれを見てもう心にグッと来ましたね!ギフトを受け取った相手側は私以上に感激したことは間違いないでしょう。お供えのギフトってほとんどがお花じゃないですか?何も言わずにスイカが贈られてきたら、おそらく受け取る相手はその真意を理解できないでしょう。しかし、メッセージに「スイカは生前お母さんが好きだったので」と書いてあるから相手を思う気持ちが伝わり、嬉しいわけです。

それから相手を思う気持ちについても書くことで喜ばれます。例えばバレンタインチョコを贈る場合に「お酒好きのあなたが好きなブランデーの入ったものを選びました」と書いてあれば嬉しいと想いませんか?ブランデー入りのチョコレートってあんまりメジャーではないので、きっとあちこち探した結果見つけたのだということが伝わるじゃないですか?そうした相手への思いを届けることがギフトを贈る目的なわけです。

いかがでしょうか?贈り物だけポンと届けて「喜ばれるだろう」という考えは今すぐ改めましょう!想いや考えは言葉にしなければ伝わりません!ぜひギフトメッセージにはギフトについて書くようにしてくださいね!


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