こんにちは!肥後庵の黒坂です。
「便りがないのが良い便り」という言葉があります。長い間、連絡がない家族や友人から久しぶりに連絡が入ると、その内容が病気や事故など悪い知らせであることが多いという意味です。でも私は「久しぶりの連絡が病気や事故などの知らせ」でない場合が多いんじゃないかと思います。
ずっと音信不通だった高校時代の友人からある日、「久しぶりに会わないか?」と連絡がありました。なんせ高校時代の友人となんて10年以上誰とも会っていませんでしたからね!そりゃあ喜び勇んで会いに行ったわけですよ。急いで電車に乗って、待ち合わせ場所の駅へ。この頃には色んな話をしようかなとワクワク胸を高鳴らせていたわけです。久しぶりに再会を果たした彼はびっくりするほど外見に変化がなく、それが当時を思い起こさせてなんともうれしく感じたものです。一緒に入ったお店に腰を下ろし、しばらくは思い出話に花を咲かせました。が、途中から雲行きが怪しくなってきました。どうも、何かを言おう言おうとして口ごもっている様子なんです。「何かいいたい事があるんだろうか?」とそう思っていた時に「実は…今困っていて」と切り出したました。「経済的に困っていて、お金を貸して欲しい」ということです。ハッキリいってこれは悲しい経験でしたね。私としては再会を楽しみにしていたのですが、相手からは私に下心を持っていたわけですから。
こうした話は珍しくないようです。私の場合は「お金を貸して欲しい」というものでしたが、その他にもネットワークビジネスに勧誘されたり、保険の加入を勧められたりしている人もいるみたいです。「久しぶりの相手からの連絡には注意した方がいい」という考え方をしている人もいるようです。こうした「便りがないのが良い便り」のパターンって最近よく耳にしますね。
便りを出す側が警戒される時代
しばらく連絡を取っていなかった相手から久しぶりに連絡があったら「うれしい」「ありがたい」と感じるのが本来のあり方だと思いませんか?それが今、変わってきつつあるように思えます。
相手をお誘いをする側も注意が必要です。というのも古い友人に連絡をする時に「突然連絡が入ったけど、何か勧誘されるんじゃないか?」と警戒されてしまうかもしれませんからね。久しぶりに会いたいと思って連絡を入れたら、相手から不信感を持たれる…これはなんとも悲しいじゃありませんか?せっかくお誘いするのですから「久しぶりに連絡をくれてありがとう!」と思ってもらえるようにしたいですよね!
便りを出す時は明るく、前向きにいきましょう!
私は便りを出す側が警戒されないために工夫することができると思っています。それは便りを出す時には精一杯明るく努めることだと思います!私が経験した高校時代の友人だった相手から誘いを受けた時から、どことなく元気のなさのようなものが感じられました。後ろめたい気持ちが言動に出てしまっていたんでしょうね。やましい気持ちがあって完全に隠し切ることって難しいと思うんですよ。ですので、明るく、楽しそうにお誘いすることで、便りを出す側が警戒されることがなくなると思うわけです。
音信不通だった人から便りをもらったら「今、こんな事に挑戦しているんだよ!」「以前話した仕事がとてもうまくいっていて楽しくやっていますよ!」と前向きな連絡が来たらうれしいですよね。思わず「せっかくだから直接会って積もる話をしようじゃないか!」ということになりますよね!こんな具合に便りを出せばもらってうれしいものになると思うんですよ。
私はぜひ「便りが”ある”のが良い便り」にしてもらいたいと思います!便りを出すことで再会をはたして旧交を温めることができれば、それは素敵で有意義なものに間違いありません!久しぶりの便りを書く時のキーワードは「明るく、楽しく、前向きに」ですよ!忘れないようにしてくださいね!
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