こんにちは!肥後庵の黒坂です。
今回は私が実際に体験した失敗談をお話したいと思います。勤めていた会社の退職ギフトで見事に失敗してしまいました(笑)。その失敗談をお話することで、あなたの反面教師にして頂ければと思います。何が問題だったのか?どうすれば失敗しなかったのか?という解説もしていきますのでぜひ最後までご覧ください。
入念に準備をした退職ギフト
過去に私が勤めていた会社で送別会がありました。退職するのは20年以上勤めた大ベテラン社員、長い間会社に貢献してくれた方なので見送る方として送別会に向けてあれこれと動きましたね。お店は駅から少し離れた静かなレストランの個室を選び、料理はコースにして落ち着いて話ができるための工夫をします。また、職場ではできない腹を割った話ができるように照明を落とした暗めの店を選びました。
お店や料理の準備もさることながら、気合いを入れて準備をしたのはなんといっても退職ギフト!プレゼント選びには本当にあれこれと骨を折りました。退職する社員は独身で体育会系の方です。プレゼントに花やお菓子というがらでもないし、かといってギフト券はちょっと無機質すぎる気がする…。何を贈れば喜んでもらえるのか本当にあれこれとみんなで頭を悩ませました。
そんな時、彼と同期入社の社員と話をする機会がありその時に彼の嗜好品を聞くことができました。彼が好きなものは日本酒、それもかなりのこだわりがあるということでした!「よし!日本酒にしよう!!」ということで贈り物は決まりました。そこから日本酒についてリサーチを進めていき「獺祭(だっさい)」というお酒にたどり着きます。獺祭というお酒は知る人ぞ知る逸品で、極限までお米を磨いて作ったというレベルの高い日本酒です。値段も1本5,000円以上で退職ギフトにはもってこいでした。
これなら喜ばれるはず!とようやく退職ギフトも決まって、自分も周囲の社員も見送りの日を心待ちにしていました。
渡すタイミングで全てが台無しに
そして送別会当日。仕事が終わって参加者のメンバーでぞろぞろと歩いてレストランへ。あらかじめ予約をしていたので入店して料理が出てくるまでとてもスムーズです。お酒も料理も最高!…だったのですが出て来るお酒を次々と飲んでいたらいつの間にか全員がしこたま酔ってしまいました。みんながお酒でフラフラになる様子を見た自分は内心「これはヤバイ…!」と思っていたのですが…。何も言い出せず送別会の時間は盛り上がる中、時間が過ぎていきます。
そしてベテラン社員が「今日はありがとうございました!それでは…」とお店を出ようとした刹那、すっかり出来上がっていた後輩社員が「あ!ギフトっ!」と慌てて思い出し、このタイミングでようやく渾身の退職ギフトが出てきました。
「これ退職祝いにみんなからお酒です!」
「ありがとう!頂くよ。それじゃ」
というたったこれだけのやり取りだけで、お酒の入った袋を持って去っていくベテラン社員を見てそこにいる全員が「失敗した…」と肩を落とすことになったのです。彼がプレゼントの正体を知るのは翌日の朝でしょう。みんなで一生懸命選んだお酒にした理由や、これまでの感謝の気持ち、これからうまくいくことを祈る言葉など伝えられずじまいでした。頑張って準備をしっかりしていただけになんとも心残りのある退職ギフトになってしまいました。
プレゼントを渡すタイミングは本当に重要です…
あの時に失敗したのはプレゼントを渡すタイミングでした…。お酒の席は思わぬ出来事が起きることがあります。今回のように飲みすぎてヘロヘロになってしまうことや、アルコールで気分が悪くなってしまう人など。ですのでお酒の席でプレゼントを贈るのタイミングは「食事が一段落した時」ですね。それ以降になるとどんどんお酒が進んでしまっている事がほとんどですし、終盤になると終電が気になって帰ってしまう人が出てきますからね!また、みんなから一言ずつ言葉を書いた手紙をギフトのと一緒に渡しておけばその場でうまく伝える事ができなくても真心を伝えるプレゼントになったのではないかと振り返ります。
今回の失敗事例をぜひ反面教師にしてギフト上手になってくださいね!参考になれば幸いです。
コメントを残す