こんにちは!肥後庵の黒坂です。
これまで心をつかむギフトメッセージの書き方について、たくさんの記事を通じてお伝えしてきました。ビジネスでやり取りする文章を分かりやすく、伝わるように書くことができる人でも、ギフトメッセージとなると「なんと書いていいか分からない…」とうんうんうなってしまう人は少なくありません。ギフトに添えるメッセージはとても重要なものです。文章に心がこもっていなければ、受け取った相手に二度と読まれないメッセージになってしまうものです。その一方で何度も何度も読み返され、永久保存版のように引き出しの中にいつまでも大事に保存してもらえるようなギフトメッセージもあります。
何度も読み返してもらえるメッセージと、二度と読まれないメッセージは何が違うのでしょうか?今回は数回に渡って、シリーズでお届けしていきます。最後まで見て頂いて理解をして頂くことで、何度も読まれる文章を書くことができるようになります。ぜひ最後までご覧下さいね!
長文が悪いといっているのではありません!
まず、ギフトメッセージを文字で真っ黒になってしまう理由を考えてみましょう。「真っ黒ということはギフトメッセージを長文で書いていること?それの何がダメなの??」と思われたかもしれませんね。もちろん、私は「長文はダメ!絶対にダメ!」といっているわけではありません。そうではなく、ギフトメッセージを手に取った時にパッと見の印象が「うわっ、文字がびっしりで真っ黒!」という印象がダメだと言っているわけです。これ意味がわかるでしょうか?
同じ長文でもメッセージカードのデザインがきれいで、適切に改行していれば文章が長くても「うわっ!真っ黒!!」という印象にはなりません。メッセージを受け取った相手が真っ黒だと感じるのは、細かい字で白い用紙にびっしり書いてしまう時に起きるわけです。ですので、読み手にそう思わせないように適切に改行をしたり、同じ分量でも1枚にびっしり書くのではなく、複数枚に分けるなど相手に配慮して読みやすくする工夫をすることが重要です。
人もメッセージも「見た目が9割」
「うわっ!真っ黒!!」と読み手が感じる文章にかけているポイント、それは読み手への気遣い、配慮がゼロ!!ということなんですよ。いいですか?読み手に配慮した文章は絶対に真っ黒になりません。
あなたはYahoo知恵袋とか、発言小町を見ることがありますか?私は時々、探しているキーワードの検索結果に出てきて読むことがありますが…たまに見かけるのが相談者がびっしりと文字を書き綴った投稿です。改行なし、句読点がほぼ未使用…どんなに興味のあるテーマでも10行、20行と読んでいる内にその読みづらさに「もういい!他のサイトにしよう!」とついつい戻るボタンを押してしまいます(笑)。おそらくあなたもしているこの経験、これと同じことをギフトメッセージでやってはいけません!ちなみにこうした読みづらいびっしり投稿者はたいてい、回答者から「悩み相談をしているならもう少し読みやすくする配慮をしてください」と叱られているパターンが多いですね。
どんなに活字に慣れている人でも、小さい文字がびっしり並んでいたら読む気がしません。読みやすいサイズや適切な行間、改行、句読点、それからメッセージカードのデザインがきちんとして初めて「読もう!」という気になるんですよ。
「人は見た目が9割」という言葉があります。これは心理学の「メラビアンの法則」から来ています。あなたはヨレヨレでボロボロのスーツを着たセールスマンから高額な物を勧められても、話を聞こうと思いませんよね?もしかしたらそのセールスマンは豊富な商品知識と提案力を持っているかもしれませんが、見た目がダメだとその気にならないわけです。文章も同じく、どんなにいい内容が書いてあってもパッと見た時に「うげっ!読むの面倒くさそう~!」と思われたら読まれないということなんです!繰り返しですが文章は見た目が超重要ですよ!
メッセージカードのデザインに気を配る!
こういった話をするとあなたは「自分は文章が昔から苦手で、読み手に配慮するなんてハードルが高い…」と思われるかもしれませんね。でも安心して下さい。なーんも難しくありませんから!!いくつかポイントを抑えるだけです。
1.一文を短くする
まずは基本中の基本ですが、意外と出来ていな人が多い「一文が長すぎる」という問題です。句読点もなく、文の始まりから次の「。」までがずーっと一文が続いているのをやめましょう、ということです。なぜかというと長すぎる文章は内容が入り組んでいます。サラーッと読んだだけで理解できないでしょう。論文を書くのではないので、一度で理解できる文章を書きましょう!基本は「話し言葉」でOKです!話し言葉なら始まりから「。」までの距離が短いので楽に読むことが出来ます。
2.文字サイズが小さい
時々見られるのが「1枚の用紙に小さい文字でやたらと長文で書いている」というメッセージです。これはパッと見で読む気が失せるので、同じ分量を書くのでもなるべく文字は普通にして、ギフトメッセージは2枚、3枚にしてください。1枚あたりの文章がぎっしり詰まったものでなければ、スイーっと読み進めて気がついたら全部読んでいた!というのが理想です。
3.イラストや挿絵のあるメッセージカードを使う!
これは特に男性の方がやりがちな誤りなのですが、飾りっ気が全くないイラスト、挿絵ゼロのメッセージカードを使ってしまうというものです。
「かわいいイラストを自分で一から書きましょう!」といっているわけではありません。挿絵の入ったメッセージカードを使うだけでいいのです。そのイラストが季節感のあるもの、例えば夏のギフトにつけるメッセージであれば清涼感のある風鈴や海のイラストがあるのを見るだけで、読み手の文章を読もうという心理的抵抗はなくなるものです。文字だけが並んでいると「うわっ、面倒くさいな」という印象を与えてしまうので、必ずイラストやデザインがきれいなメッセージカードを使ってくださいね!
読みやすいメッセージにする配慮もギフトの一部
ギフトは単にものを贈るのではありません。一緒に添えたギフトメッセージを読んでもらい、相手への想いをしっかり伝えるところまで含めてギフトです。「ギフトメッセージはおまけみたいなもの」と決して軽視することのないようにしてくださいね!こういう繊細な気遣いにこそセンスを感じられ、「さすがあの人は違うなあ」と思わせるものです。
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