こんにちは!肥後庵の黒坂です。
社員寮への引っ越しは入ってきては出ていく、を繰り返していくものです。入社、退職、転勤、異動、結婚、出産など様々なイベントによって寮に入ってきたり、出ていったりするわけです。
しかし、そんな社員寮にも長い間生活をしている人もたくさんいます。長くいる人にとっては色んな人がやってきては去っていくのを見守ってきた立場にあります。そして…必ず新しく入る人は過去の前例と慣習に従う必要がありますよ!前例と慣習なんていうと堅苦しくて難しいイメージがありますが、これ本当にとても大事な話なのでしっかりと聞いてくださいね(笑)。
社員寮独自の「慣習」とは?
社員寮は一般の賃貸物件と異なり、その会社の社風や社員寮特有の慣習があります。そして基本的にはその慣例に従って行くことになります!
社員寮の慣習は入社した会社の社風や寮の管理人、入寮者の考え方で全然違ったものです。
・手土産の考え方
「引越し挨拶の手土産あり」
「挨拶のみで手土産はなし」
・挨拶する範囲
「部屋数が多くないので全員に挨拶する」
「自分の住む部屋の両隣だけでOK」
・入居者同士の交流
「入居者同士の交流をはかるイベントがある」
「プライバシー性の高いマンションタイプでみんな静かに過ごしている」
といった具合です。ぜんっぜん違う…どころか正反対のものすらありますよね?自分がこれから住むことになる社員寮の慣例がどうなのか?という事についてはなかなか情報が手に入りにくいので、人事部や総務部への問い合わせしたり、つながりがあるなら先輩社員へ連絡を入れることで事前に情報を得ることがとても有効です。
あなたは常にこれまでの入居者と比較されている
そして注意するべきは慣習だけではありません。
社員寮に入る手続きの中で色々なアドバイスを受けることでしょう。ドキドキと不安の入り交じる気持ちで話を聞き、荷物をまとめて引っ越しをして入寮します。その瞬間からあなたは隣近所の先輩社員から「前例」を持って見られる事になります。
前例というのは「前の入居者の振る舞いとどう違うのか?」を比べられるということです。体育会系の社風で、「新入社員の方から元気よく挨拶をするのが礼儀」というのが当たり前の会社ではあなたもそのように振る舞うことを期待されているわけです。「えー!面倒くさいなそんなに無視で自分は自分の好きなようにさせてもらうぜ!」という考えは残念ながら社員寮という集団生活では通りません。そこで上手な振る舞いができなければ「前の入居者はできていたのに!」とお叱りを受けてしまうことになるでしょう。その逆にプライバシー性の高いマンションでみんな静かに生活をしているのに「自分から積極的にからんでいこう」と思い、仲良くなろうとガンガンいくと相手から鬱陶しがられてしまう…という可能性もあります。
慣習も前例も大事なのは「情報」
これまで見てきた慣習も前例も実はそんなに難しいものじゃありません。というのも抜群の振る舞いを求められているわけではなく、「逸脱してはいけないラインを超えなければOK」というものだからです。
社員寮は数日で出ていくホテルと違い、長ければ何年も住む場所になります。「ムリに好かれる必要はなく、嫌われるような事がなければOK」と考えましょう!となると社員寮で決まりのようになっている慣習、前例を正しく知りその決まりを最低限守ればいいだけの話なんです。
上述した通り、気になることをまとめて総務部や人事部へ問い合わせをする!隣へ挨拶をする際にアドバイスを求めるなど、まずは社員寮の慣習を知るように心がけて下さい。そう、直接聞いてしまえばいいだけのことです!特にこれから新社会人になる人は問い合わせをすれば丁寧に教えてくれるはずです。
参考になれば幸いです。
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