こんにちは!肥後庵の黒坂です。
「もらったらお返しをする」、これは人間同士の付き合いではあまりにも当たり前過ぎる真理ですよね。もらいっぱなし・あげっぱなし、では長続きすることは家族などよほど親密でなければ基本的にありえませんね。
しかし、当たり前過ぎる「もらったらお返しをする」という考えがすっぽり抜けてしまうのが「義理チョコへのホワイトデーのお返し」です。あなたが女性であれば「せっかくプレゼントしたのにお返しがないなんて人としてどうなの!?」とプリプリ怒っているかもしれませんね!普段は優しくて仕事や友人としてとても良好な関係を築いているのに、なぜかホワイトデーだけはフルシカト…「意味わかんないわー」と思っている人も多いでしょう。
今回はホワイトデーのお返しをくれない男性の本音と心理を丸ごと切り出してあなたにお伝えしましょう!
その1.お返しをする必要がないと思っている
理由その1は「お返しする必要がないと思っているから」というものです。これを聞くと女性としては「いやいや、大人として…いや男として…いやいや人としてどうなの!?」と湧き上がってくる怒りにムキーッとなってしまうかもしれませんね。でもまあまあ、ちょっと落ち着いて話を聞いてくださいね。
人は色んな価値観を持っています。
頂いたものはしっかりとお返しをする、非常に律儀で義理堅い人
食べ終わったらもらったことをすっかり忘れてしまう適当な性格な人
タダで食べられるなんてラッキー、お返しにお金使いたくないよ!と図々しい人
職場でバレンタインなんて浮ついたものは好きじゃない!とカチコチの人
色んな人がいて「義理チョコへのお返しはしなくてもいい」と考えている男性は意外なほど多いものです(データはありません。黒坂の感覚です)。お返しをしないと考えている人の多くは「タダでもらえてラッキー」というよりは
「普段仕事でかなりサポートしてあげているから」
「本命ではなく、義理チョコだしな」
「お返しをするとかえって気を遣わせてしまいそう」
といった理由から「お返しは不要」と考えているわけです。チョコレートをプレゼントした女性からすると仕事とギフトは別物ですし、例え義理でも贈り物をしたらお返しをするのは当たり前でしょ!といいたくなってしまうところですが、男性はギフトを円滑なコミュニケーションに有効に活用しません。職場だとなおさらそれは顕著です。これは男性と女性の価値観の違いがかなり大きい部分ですね。
その2.忘れているから
その次は「贈り物をするのを忘れているから」というのが理由です。
これまた「は?忘れるってどういうこと!?」と女性の怒りの声が聞こえてきそうです(笑)。イベントやお付き合いをすっかり忘れてしまう、ということを女性には理解が出来ないかもしれません。これには男女間の考え方の違いがかなり大きく出ています。
あなたも聞いたことがあると思いますが、男性は一点集中に優れ、女性はマルチ処理に優れています。男性は仕事、料理、雑談はそれぞれで集中して取り組みますが、女性は仕事の話をしながら料理をして、テレビの内容に耳を傾けるなんてことが出来ます。また、男性は「仕事>>>プライベート」という考え方をする人が多く、仕事が鉄火場の場合は頭の中は90%くらい仕事で占められています。世間でバレンタインだ、ホワイトデーだと声が飛び交っていてもまったく耳に入っていません。
こうした男女間の特性の違いにより、男性は何かに集中していると思いっきり忘れてしまいます。特にホワイトデーは3月じゃないですか?この時期って多くの企業が年次決算で大忙し!また、人の異動などもあってあたふたと仕事をこなしている内にいつの間にかホワイトデーの日はスルー、という具合です。
ですから女性のあなたは男性が忘れていてもどうか温かい、寛大な目で見てあげて下さい(笑)。多くの男性は「あの仕事はどうやって突破すればいいんだ…」とあれこれ考えながら「よし、ホワイトデーのお返しを買いに行こう」と思うことは難しいのです。
その3.人前で渡すのが恥ずかしい
そして最後がこちら「恥ずかしい」というものです。
バレンタインデーはホワイトデーより圧倒的に市民権を得たイベントです。たとえ義理でも意中の女性からでなくても、バレンタインの日にチョコレートをもらって嫌な気分になる男性はほぼいません。普段は渋い顔をしたブルドッグ顔の部長がいる職場でもバレンタインチョコが配られても声をあげることはほとんどないでしょう。しかし、ホワイトデーはどうでしょうか?先ほど話した通り、年次決算の過渡期の忙しいタイミングで「すいません、ちょっとホワイトデーのお返し配ります」というのは男性にとって相当に勇気の必要な行為です。ブルドッグ部長に「何言ってんだよ!さっさと仕事しろ!」といわれてしまいそうです(笑)。幸いに緩やかな職場だったとしても一人立ち上がって「はい、これホワイトデーの贈り物ね!」と配り始めたら何十もの好奇の目が向けられることは間違いないでしょう。
「恥ずかしい」という理由でホワイトデーのお返しができない男性は、実は相当なプレッシャーに晒されているということを理解してあげて下さい(笑)。そして果敢にも職場でホワイトデーのお返しを配る男性には賞賛の拍手をお願いします。彼は相当な勇気を振り絞っているのですから(笑)。
いかがでしょうか?ホワイトデーのお返しがない、というと女性からは考えられないことかもしれませんが、男性にとってはかなり厳しい状況に置かれているということなんです。参考になれば幸いです。
<参考リンク>
ホワイトデーギフトのマナーやメッセージの文例集、喜ばれる贈り物ヒントがたくさんあります。ぜひご参考下さい。
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