若者のフルーツ離れのYahoo記事を解説!理由と解決法はこれだ!

こんにちは!肥後庵の黒坂です。
6月27日のYahooニュースのトップ若者のフルーツ離れについて、週刊朝日の記事が掲載されました。それによると「カットするのが面倒くさい」「汚れるのがいや」といった理由で若い世代ほど、フルーツを食べないという傾向が紹介されています。

今回は記事の内容を引用しながら、この話の問題点などを解説してみたいと思います。

引用元:Yahooニュース「若者のフルーツ離れ 「面倒」「汚れる」に現れた救世主とは?〈週刊朝日〉」

参考までに若者のフルーツ離れについては、以下の過去記事もあわせてご参照ください。

ウソばかりの「若者の◯◯離れシリーズ」。でも、「若者の果物離れ」はマジっぽい

若者、一人暮らしを始めた人が果物食をやめてしまう3つの誤解

 

確かに若者はフルーツ離れかもしれない…

記事によると日本人の全年齢層でフルーツ離れが起きているわけではなく、20代・30代の若い世代で果物を食べる習慣の割合が低い、といっています。

厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると、果実類の平均摂取量は20代が1人1日約61グラムで、60代の半分以下。20代の58%は摂取量ゼロ、「フルーツレス」だ。

農林水産省は「毎日くだもの200グラム運動」と称して「健康のために毎日果物を200g食べましょう!」と推奨しているのですが、20代の果物の平均摂取量は一日60gだそうで、推奨されている分量の3分の1以下です。いやいや、少ないならまだしも、20代の約6割が完全なるフルーツレスといいます。…ヲイヲイ、若人よもっと食べようぜ果物を。

昔と比べてフルーツレスになる要因はあるかもしれません。今はファーストフードが充実していて、外食の価格がめちゃめちゃ安くなっています。また、コンビニ・スーパーでインスタント食品もずらりと陳列棚に並んでいますよね?

若い世代は「おいしさ・手軽さ>健康」という考えです(ソースは過去記事参照)。また、昔と比べて加工食品や輸入品、外食店など山ほど並べられた食の選択肢の中で、あえてフルーツを選ぶ人が減っているのはある現在ではある意味当たり前です。

 

果物は面倒くさい…まあ分かります

なぜ果物を食べないか?その理由にあるのが「面倒くさい」「手が汚れる」というものがあると記事の中ではいっています。

東京都内の会社員・兒玉裕輝さん(32)は一人暮らしで、バナナを時々口にする程度。他の果物を食べない理由は「包丁を使うのが面倒くさい。手も汚れるし、ゴミも出る」という。

これは確かにそうかもしれません。

記事の中で紹介されている会社員の方のように、東京で毎日遅くまで残業をしている人にとっては、遅い帰宅後にリンゴの皮むきをするのはかなりの負担ですからね!これを読んでいるあなたも

「そうそう、皮むきとかが面倒くさい!」
「種を取り除きながら食べるのはいや!」

と思っているかもしれませんね。それ自体は否定しません。私も魚を食べたいと思ったら生の魚を買ってきて自分で三枚おろしにするのではなく、お惣菜コーナーで調理済みの魚を買うこともありますからね!(その場合は魚が工場ではなくお店で調理されているものを選びますが…)

 

教育・啓蒙による食い止めが唯一の希望

若者のフルーツ離れに歯止めをかけるべく、県や協会はフルーツの素晴らしさについて啓蒙活動に励んでいるようです。

青森県庁は県内外の小学生に「青森りんご出前授業」を展開する。栄養価の説明や試食を通して、食習慣をつけてもらうねらいだ。妊産婦向けには、りんごを使った料理のレシピなどを紹介するパンフレット「りんごの赤はママの愛」を配る。
(中略)
県庁の担当者はりんご離れ対策を「一過性で終わらせず、地道に取り組む」という。

確かに小学生など子供世代をターゲットに、果物の食育をすることでフルーツ離れに歯止めをかけたいというのは素晴らしい試みだと思います!

「面倒くさい」
「手が汚れる」

といっていても、” 自分自身(ココ超重要!)”が果物の効用やおいしさに気づけば絶対に食べるんですよ!

「フルーツは手間がかかる」
「値段が高い!」

などいわれていますが、私はそれがフルーツ離れの理由ではないと思うんですよね!フルーツのことをちゃーんと正しく理解しているか?にかかっていると思っています。

以前に夜バナナダイエットについてテレビや雑誌で取り上げられ、街のスーパーからバナナが買い漁られて一気になくなってしまうということが起きました。同じことが納豆でもその他の食材でも起きています。

これは余談ですが、めちゃめちゃ流行った夜バナナダイエット、私は推奨できないダイエット法だと思っています(参考:安易に飛びつかないで!夜バナナダイエットは「栄養失調」で痩せます)。

要するに面倒くさい、高いといっておきながら

「必要だ!」

と思えば人は食べるものだと思っています。

 

若者が果物を食べないのは「必要」と思っていないから

若者のフルーツ離れの問題は1つではありません。

食べない理由 黒坂の意見!
高い 栄養価を考えたらめちゃめちゃ安いんですけどね本当は…。
酸味・苦味 そう思ってしまうのは味覚が育っていないからで、むしろしっかり鍛えるべきです。
汚れる・手間 手軽なものだけを食べて健康を維持するのは難しいんですよ~。
他の物を食べたい フルーツ味・果汁を使用したお菓子なんかもありますからね…。

このように若者が果物を食べるには数々の「ハードル」があって、それを乗り越えてまで手を伸ばして食べる理由がないわけです。

ですが、この問題は食育をしっかりしておけば、年代とともに自然に解決すると思っています。というのも年齢があがると食事に求める優先度が

「健康>値段・手軽さ」

になると考えるからです。必要なもの、ほしいと思うのものであれば人は労力を惜しみません。

果物に対して

「面倒くさい」
「汚れる」
「高い!」

といっている若者も、パンケーキが流行ると炎天下の下で2時間の行列に加わったり、「痩せる」といわれるとみんなが納豆やバナナを買い占めるためにスーパーへ殺到します。若い世代が果物を食べないのは

「無理して食べる理由がないから」

ということでしょうね。

年齢を重ねると健康診断結果が否応なしに

「健康的な食事をしないとやばい」

と思わせる現実を突きつけられます。そんな時、果物のスーパー健康パワーに目が向けられ、そこで食べるようになる人はかなり多いと思うわけです。ただ、健康が損なわれ始めてから慌てるのではなく、そうなる前に果物のおいしさ、健康パワーを取り入れる方がいいのは言うまでもないですね!

私は県や協会のフルーツ啓蒙活動を応援しています!私自身もこうした記事やその他の情報発信で果物の素晴らしさを世に広めるために頑張ります!みんなで果物の素晴らしさに目覚め、毎日たくさん食べるようにしましょう!


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